花冷え

花冷え、というよりは、冬に戻ったような一日だった。豊橋駅前の温度計は3度とか4度とかを表示していた。

そして、風が強かったので体感温度は更に低かったような。強風に桜の花が飛ばされないかと心配していたんだけれど、まだ5分6分咲きなので、きっと風への抵抗が少なくて、それにその頃はまだしっかりと枝に密着しているようで、あまり散ってはいなかった。

満開近くに今日のような強風が吹くと、あっという間に散ってしまったかもしれないね。

足の不自由な方をお乗せした。

「花見も行くことが出来ないので、桜の花の下を通ってくれませんか」とリクエストされたので、少し遠回りになるけれど桜並木を通ってご自宅までお連れした。

満開前の桜の木の下に少し停車した。

「やっぱり綺麗ねえ。今年も見ることが出来て良かった」とおっしゃった。ゆっくりとその桜並木を走った。そのままメーターを切って「どうですか、降りてみませんか」と言おうかと思った。結局言わなかったのだけれど、ゆっくり、そしてゆっくりと桜並木を抜けた。

いろいろな想い出が桜の花に重なってよみがえる。桜の花びらがスイッチとなって過去の記憶を映し出す。

今年の桜はボクの運転する車の中から見た。そしてそれがまた想い出となる。その想い出の1コマに参加出来たことを、ボクは幸せに感じた。

そしてボクも桜の頃になると「あのお客さん、元気にしているかなあ」なんて思うのだろうね。

豊橋丸栄タクシー待機場から
豊橋丸栄タクシー乗り場から。こうして見ると、どこか外国みたいだけれど…

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花曇、花冷え、ハロワ、な朝

花冷え はなびえ|季語|暦生活

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