四国で見た仏がイモトアヤコさんに似ていた

やっと梅雨があけた。
シーツをまとめて洗った。布団も干した。掃除もした。昼食はハンバーグとペペロンチーノ。ハンバーグはいただき物。パスタは近くのスーパーで安売りしていたので大量に買い込んだ。最近はパスタ三昧の日々だ。ニンニクはちょっと高いけれど国産の物を使う。最近は香辛料にクミンを使うことが多い。
雨のおかげで涼しい毎日だった。ほとんどクーラーを入れることもなかった。21時ぐらいから暑くなる感じがするのは、湿度が高くなるからだろうか。日中は入れなくても、それぐらいの時間から3時間ほど入れることが多い。
実家にクーラーが来たのは父が病気になってからだった。それでもほとんど使うことはなかった。ボクも10代20代とクーラー付きの部屋に住んだことはなかった。それどころか風呂も付いてないアパートもあった。扇風機一個で、暑くなかったのだろうか、と思い出している。
盆踊りの練習なんてのは、最近はしないのだろうか、というか練習をするものでもないのだろうか。田舎では8月になると、夜、太鼓の音や音頭の歌声が聞こえていた。今は録音したものを使うから練習の必要もないのだろうか。生の演奏生の音頭なんてのはないのかもしれないね。それどころか、音のない盆踊りをするところもあるらしい。(“音無しく”盆踊り 東海市で試み)「騒音防止と地域活性化を兼ねたもの」らしいのだけれど、盆踊りも騒音になってしまったのか。
いろいろなものがなくなってしまうのだろう。風鈴の音も「騒音」に認定されるのかもしれない。音のしない風鈴も開発されるかもしれない。ボクたちはどういった社会を望んでいるのだろうか。あるいは望んでいないのだろうか。いや「ボクたち」という集団意識もなくなってしまっているのかもしれない。帰属する集団もなくしてしまったのかもしれない。目標や目的や、そしてその前にある生きる意味ということもなくしてしまったのかもしれないと思う。
悲しみがなくなった、のかもしれない。テレビドラマや小説に涙を流すことはあっても、隣にいるホームレスの人には「ジャマ」と言ってしまうほどの優しさしか持ち合わせなくなったのかもしれない。優しさもなくしてしまった。ゆとりがなくなった。まるで飢餓状態の集団のようだ。いや精神的飢餓状態に陥っているのだろう。多くのものをなくして、そしてそのまま欠乏状態にあるのだろう。
梅雨があけて空が青くなった。
お盆を過ぎると秋の気配もしはじめる。なにかが少しずつ変わるといいのだけれど。そう思う。少なくとも若い人たちがこの国に生まれてよかったと思えるような世の中になれば良いと思っている。辛くても哀しくても充足されるものがあれば良いと思っている。労働の向こうに幸福や夢や希望が見えるようになれば良いと思っている。
イモトアヤコさんに似ている仏像
似ているよね?

5件のコメント

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    >英彦山さんへ
    ども。あけたとたん、また雨みたいですね。平成の米不足のようなことはないそうですが、農産物にも影響がでそうですけれど。
    そんなのがあるんですか。知らなかった。活性化という本来の目的以外にも使われているようですし。
    >痛風さんへ
    夏休みはあるのでしょうか。そこでリフレッシュできるといいですけれど。そうしたら秋になって、また違った感じになるかもしれませんけれど…。
    利益が出ているのなら、そうい企業はもう少し人を増やすなんてことをすればいいのですけれどね。
    まだそういうところが多いのかもしれませんね。
    慣れるしかないのですかねえ。失業者対策もたっぷり盛り込まれたマニフェストの選挙なのですけれど、なんだかそうなると働くのも面倒になったりしますよね。何か違うように思います。
    >御巣鷹さんへ
    えっと、働いていたのですか。聞いてないよ~、って、聞いてたっけ?
    それじゃあ失業保険の受給資格に達したんじゃないの?
    秋以降は少し何かが変わるかもしれませんし、どっちが政権を取っても失業対策は改善されるでしょうから、良い時期だったかもしれませんね。
    そういうものですよ。辞めるっていうことは、また体力も精神力も必要になる。バッシングというか、もう決めたことなので、あとはどの方向に進むかだけだから。
    まだいろいろな可能性があるときは、いろいろ試すのも良いかもしれないと思っています。30歳後半になったらそうは言ってられなくなるけれど…。それまでに、金と人の蓄財をしとけば良いだけの話のようにも思います。
    >茄子さんへ
    そうですね。全ての物がその方向なのでしょうね。それはITとかだけではなくて、人類の存在そのものが、簡単に楽に大量に、という方向性だったのだろうと思います。
    食料にしてもそれに繋がる労働にしても。
    市場原理というか、格差化、というか奴隷化というか、使う人と使われる人というか、生きるのが上手いか下手かというか、そんな二極化される社会になってしまいましたからね。
    農耕による社会主義的な集団。その象徴みたいなのが盆踊りだったりするのですけれどね。
    ま、そういう意味ではおっしゃるように30年後半から50年なんて時代が良かったのかもしれないですね。まだ夢も希望もあったでしょうし。

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    これだけIT化が進んだら、尚更「古き良きモノ」がなくなっていくでしょうね。
    そもそもITというか昔でいうコンピュータを導入したのは、今の労力はそのままで簡単便利に早くできるようにして、余裕のある生活を送るために導入したはずなんだけど、今じゃそれだけ早くできる分、コストも安くなるから価格も安くなる。で、ユーザーもネットで価格を比べ合うから価格競争になる。で、次から次へと仕事をこなさないとやっていけなくなる。結局余裕がなくなって疲弊していくという感じが今の社会なんじゃないでしょうか。
    日本はどちらかというと欧米のような市場原理主義というか競争化社会というかそういうのは元々農耕民族の国民性からして性に合っていないのではないかと思います。とはいえ共産化も駄目ですが、昔の昭和30年代後半~50年代ぐらいの状態が一番良いのではないかと今になってふと思います。

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    こんばんは!
    僕は期間満了してから勤めていた会社を先週辞めました。
    朝の9時から夜の12時頃までが拘束時間で、休みは週1でした。
    色々と現場で勉強しながらの就業状態でしたが、精神状態がおかしくなり、このままでは周りの足を引っ張るし、自分自身ももたないと思い決断に至りました。
    療養しながら仕事を続けて構わないと言って頂いたのですが、この病気になって、誰にも辛い顔してるトコ見られたくなかったので。
    一旦仕事を辞めて療養に専念することにしました。
    しかし一度は僕自身も、療養しながらでも仕事を続けると明言した上で、休みを頂いていた中での決断だったので、皆をガッカリさせてしまいました。
    まだ会社には挨拶に行けてないのですが、自己嫌悪に駆られてなかなか足が向かない状況です。
    ですが、挨拶に伺った際はどんなバッシングも受け止めるつもりです。全ては僕が優柔不断だったことが原因だと思っているので。

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    ご無沙汰しております。
    働き出したのはいいんだけど、身も心も全く余裕の無い生活になりつつあります。
    ちょっとムダの多い会社に入ってしまったみたいです。
    全ての業務が未整理で雑然としています。
    二度手間ばかりです。
    上司は、仕事を捌ききれない状況に酔ってしまってる人で、それに付き合わされています。
    おかげで何をするにも時間が無さ過ぎる。
    帰宅したら汗を流して寝るだけ。
    早くもストレスにまみれております。
    荒んできてます。
    電車で酔っ払いを見るだけで腹が立ってきたり。
    「おまえなんか時給100円で十分だ、フラフラ酔っ払いやがって、この非国民が!」と罵ってやりたくて仕方ない。
    休みも週1だし残業代出ないし、この調子で働かされたら最低賃金を下回ってしまう。
    なんだかなぁ・・・

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    やっと梅雨があけましたね。これから夏本番ってところでしょうか。子供の頃は盆踊りがあると夜遊びできたから嬉しかったですね~ 最近は盆踊りもビジネス化してますからね。『盆踊り隊』が踊り子やってます。

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