バレンタインとか

そう言えば、バレンタインデイだった。
最近では「友チョコ」なんて女性同士でのやり取りも増えているらし。禁止する学校もあるらしいのだけれど、小学校や中学校で禁止したところで社会に出れば「もてる」「もてない」なんていうキッチリした選別を否応なしに受けなければならない。
運動会の順位なんかも禁止している学校があるそうなのだけれど、それとて社会にでればやっぱりキッチリと落し前を付けられてしまう。みんな平等というわけだろうけれど、どうせ禁止するのなら「受験」なんて順位分けをしなければいいのにと思うのだけれど、それとこれとは別という考えらしい。
今年のバレンタインはチョコひとつで、まあ、それが今のボクのモテ度だったりするのだろうと、なんとなく納得している。女性のいる職場なんてのならばいいのだろうけれど、タクシー運転手なんてお客さんに超義理的にもらうかなんかしなければバレンタインチョコなんてものには縁遠い職業なのかもしれないと思う。
バレンタインだけではなくて、お歳暮にお中元、年賀状に暑中見舞い、結婚式、葬式、引っ越し祝いだなんだかんだの「やり取り」が好きな国民でもある。ほとんどは「義理」にまつわることで、ま、そういう義理人情という人生観こそがこの国の文化のベースになっているといってもいい。
そんな文化ベースがあるもんだからバレンタインデイとホワイトデイ、あるいは「友チョコ」なんてものが国民的行事になったのだろう。11日の建国記念日よりも重要だということになってしまっているのもどうかと思うのだけれど、経済効果云々という経済神の前には誰もが沈黙してしまうようでもある。
「根回し」なんてことも重要なことかもしれない。来年のために「今日から始めるバレンタイン講座」なんてものがきっと世に中には存在するはずだ。というか、人生とは「根回し」かもしれない。金がなくても縁があればなんとか生きていけるのだろうし、コネで就職だって出来るはずだし。ま、そういうことを小学生から学ばせるのも良いのではないかと思ったりもする。禁止するのではなくて、いかに世渡り上手になるかということを、いかにチョコを多くもらうかということを教えたほうが良いように思う。
かくいうボクは、そういうのが苦手だった。世渡り上手、世事に賢ければ、きっと今頃はもう少し普通に生きていたと思うのだけれど、とかくにこの世は住みにくいのだ。
バレンタインチョコ

5件のコメント

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    俺チョコ
    なんてね(涙)

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    一昨年と去年は幸せなバレンタインデーでした。 
    今年は元通りの何もないバレンタインデーになりました、終わり。

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    ってか、
    こんなの気にすることないんじゃないの?
    考え過ぎ。

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    四国巡礼からの愛読者です
    「頂く」ことは嬉しいのですが、「返す」ことを考えると急に距離感の相違や周りの目などを気にしてしまい、悩んだ挙げ句にお返し期限は過ぎていて、更にそれを気にしてしまい、だったら最初から貰わないほうが楽だからと、他者と距離を置いてしまう…悲しい悪循環です
    上手く出来ない自分を呪ってみたかと思えば、アッサリ出来る他者をコバカにしてみたり…
    結局、怖がりなんでしょうね
    なかなか治らんです(笑)
    笠山さんのタクシーで1日観光するのが夢ですが、再びの四国巡礼の機会がおとずれた折には、ぜひお立ち寄り頂くことも夢見て楽しみにしております。

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    俺もチョコひとつだけスパ銭で貰いました

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