洗濯男子(中年)

地震、雷、家事オヤジ……。

家政夫になる自信はないのだけれど、炊事洗濯掃除、まあ、そこそこデキル男である。主夫になれる自信はあるのだけれど、もうそれはデキナイように思う。結局「私が食べさせてあげる」なんて女性は現れなかったし、結局独り暮らしの気楽さのほうが、諸々の誘惑よりも勝ってしまったようだ……。

独り暮らしが、そうして退屈な時間が、ボクを料理や洗濯をデキル男にしたのだ。時間こそ最良の指導者だ。なんて…。

料理のことは何度も書いてきたのだけれど、洗濯のことはほとんど書いてこなかった。というか、そんなことを書く男も少ないように思うし、すでに中年の域に入ってしまった独身男性が、果たして洗濯について熱く語っていいものなのか、そう思っている。

熱く語りたいのだけれど、きっと「や~ねえ」なんて言われそうで…、なんてことはないだろうけれど、なんだか哀愁のカサブランカになりはしないかと、思ったり思わなかったりで…。

で、洗濯男子(中年)なのだ。いかに生地を傷めないように綺麗に洗うかということに毎日、仕事中も考えているのだ(たぶん)。生地を傷めない、ということこそ洗濯のキモなのだ。そうして大切な服を長く着るためには、ひとえに洗い方なのだ。洗濯すればするほど生地は傷む。そのバランスが難しいのだ。あ、いや、そんなに熱く語るつもりではないのだけれど…。

ついでに言わせてもらえば、車の洗車をしてワックスはかけるのに洋服の洗濯もせずに柔軟剤仕上げもしない男は、どうも中途半端で嫌なのだ。車の洗車するなら洗濯もしろや、と、まあ、世の主婦を代弁して……。

洗濯は奥が深い。これまでどうして洗濯道みたいなものが出来なかったのかと思う。茶道や華道や香道、あるいは、柔道や剣道や空手道のように…。なわけないけれど、それほど奥が深いのだ。洗濯機に入れてガー、てなわけにはいかないのだ。生地と洗剤と水のハーモニー、宇宙なのだ。きっと。そうしてその向うには木綿畑や桑畑なんてものが見えてくる曼荼羅の世界なのだ。

なわけないか…。

そんなこんなで、そんな洗濯男子(中年)も哀しくなるような梅雨到来で、カラッと干したいものを干せないストレスみたいなものが…ない?最近は「部屋干し」なんて洗剤もあるんだけれど、すすぎをしっかりすることが……、長くなるのも中年男子(洗濯)、あ、いや、なんだったっけ?

まあ、長くなりそうなので今日はこれまで。寝るか。

洗濯男子
洗剤とか漂白剤とか柔軟剤とか…。素人には分からないと思うけれど、って:)

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