ハラスメント・ハラスメント

連合(日本労働組合総連合会)が、先週11日と12日に「女性のための全国一斉労働相談」を行った。「STOPセクハラ・パワハラ・マタハラ」というサブタイトルが付けれれていた。ハラスメントが問題視されるようになって、「あ、それってダメなんだ」なんて気づかされた人も多いのだろうし、それゆえみょうに人間関係がぎくしゃくなってしまった、なんて職場も多いのだろうね。

上記セクハラ、パワハラ、マタハラに、スメハラ、スモークハラ、エアハラ、ジェンダーハラ、エイジハラ、カラオケハラ、世の中ハラスメントで満ちている。そんなハラスメントが怖くて気の弱い人なんてのはハラスメンハラスメント(ハラハラ)になってしまっているのではないかと思ったり…。

というか、今回の一斉相談のように、弱者が相談する機会は多くなった。弱者が相談する機会は増えたのだけれど、例えば部下から上司へのハラスメントに対しては、たぶん相談出来ない人が多くて、その結果、心を病んでしまう課長さんや部長さんもいるはず。「課長、それもハラスメントですよ」「あ、それも」なんて言われては、黙ってしまうしかなくて、部下が口を開くたびにビクビクする人もいるのだろうね。

そんなことを会社に相談すれば管理能力を疑われはしないだろうか、なんて思ったり、恥ずかしいなんて考えたりで、逆ハラのほうが性質が悪いのではないのか。じゃあ連合さんも「管理職のための全国一斉労働相談」なんてのをやったらどうだろうか…。「STOP逆ハラ」なんてタイトルで。まあ、性質が悪くても数が少ないか…。世の中数が物を言うからね:)

職場だけではなくて、世の中、ハラスメントが増えている。子供から老人まで、弱い立場の人たちがストレスのはけ口になっている。ボクたちの暮らすサービス業界隈でもクレームがいじめにかわって、土下座や不当な金品を強要されたり、怒鳴ったり、そのあげく暴力沙汰なんてこともある。

絶対的弱者が少なくなったので(例えば会社という組織では弱者でも、コンビニに行けば強者になるわけだし)みんながハラスメントの加害者であり被害者であるんだけれど、被害者であるということがイジメや嫌がらせという行動に人びとを走らせてしまい、そしてその行為を陰湿にしてしまう。(だって、どうやったら傷つくかなんて一番知っている被害者なんだし)そして正義なんてものを盾に取ってハラスメント自体を正当化する。「ネットで拡散しますよ」なんて強力な武器も手に入れたもんだから、いよいよハラスメントという病のパンデミック状態に陥っている。

ハラスメントというか言葉狩りになっている、なんて思ったりもしているんだけれど、これ以上考えることを放棄して、スメハラにならないように「洗濯しなきゃ」なんてつぶやいて洗濯男子(中年)なのだ…。はあ~。

女性のための全国一斉労働相談
2015年6月11日(木)~12日(金) 連合 女性のための全国一斉労働相談

1件のコメント

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     こんにちは!ハラスメントはふえてるでしょうね…。個人的には、パワーハラスメントが問題視されて、良い世の中になったな、と思いましたよ。特に古い体質の会社に、その傾向がありますね…。最近、「暴走老人」が増えてるそうです。下手したら、若者より体力ある方、いらっしゃいますもんね…。皆さんが皆さん、そうではないですけれど…。郵便局も、女性からの言葉のハラスメントもあったし、部下から上司へもありました。私も言ってました。ただ、今まで泣き寝入りしてた事が、表に出てきて、良かった面もあります。現役世代(特に男)も、自分の椅子を守るのに精一杯なのはわかるけど、弱い者にあたっても…。最近知り合った女性は、男の中で働いてたけど、心身共に疲れきって、一人暮らしを辞めて、実家に帰ってきたそうです。(心療内科にかかる時間もなかった程、長時間労働だったそうです。)どんどん痩せてって、手首と首を切ったそうです。「死にたい」と思ったそうです。案の定、「女のくせに。」と言われたそうです。何度もしつこいけれど、男社会はうんざりです。    それにしても、年金機構、信用なりませんね。

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