灯油ストーブ論争
灯油ストーブを使うのは初めてかもしれない。子供の頃、実家で灯油ストーブを使っていた。その後、ファンヒーターになったことを覚えている。
導入にあたって検討したこと、そして論争の原因は、次の3点だった。
- 灯油の臭い
- 燃料の運搬
- 火事
そして、メリットとしては、次の点が挙げられた。
- 煮炊きができる
- お湯が沸いている
- とにかく暖かい
結局、我が無常庵には、そしてそこで日がな一日思索にふける隠遁生活者にとっては、灯油ストーブが最適だろう、と論結した。
その通りで、今朝も起き出してストーブに火を入れる。それから、トマトジュースを天板で温る。その横には、コーヒー用のお湯を沸かすやかんが鎮座している。外気温は6度、室内は19度。確かに、あっという間に暖かくなる。
さらに、停電の時にも使える、という発見をした時には、ボクのような隠遁生活者にはもってこいの暖房器具なのだ。つまりだ、停電=電気代未納になった時、ということだ。
灯油ストーブ論争
ここまで読んで「論争」はどこに、と考える人もいるだろう。実は、このストーブが無常庵にやって来た経緯に問題があるのだ。その利点と欠点をあげて考え、逡巡していた。ネットで性能を比較したり、Amazonで値段を確認したり…。(いつものボクの悪い癖だ)
そこへいきなりGさんが「ストーブ買ってきたよ」と箱を抱えて玄関に立っていたのだ。
「なんというおせっかいなサンタクロース」と、ボクは内心思った。しかし、いくらそう考えたとしても、口には出さなかった。しかし、ご飯を食べて、ついでにお酒も飲んでいるので、ついつい本音が出てしまった。(それも悪い癖だ)
「あ〜、臭いがなあ」「クルマを持ってないので買いに行くのがなあ」「火事になったらどうする」なんて、それまで考えていた欠点を言った。そして「ファンヒーターのほうな良かったよなあ」と。
返品騒動
Gさんも「今から返品してくる」というし、「あれほど欲しいと言ってたのに」という騒動になった。
その日は点火せずに、次の日から使い始めた。予想通りに、「これが正解だよなあ」なんてことになった。そして、ついうっかり「やっぱり、これが一番だなあ」と言う。
まあ、ありがたいのだ。そして、部屋が暖かくなると、気持ちも暖かくなる。寒いのは精神的に良くない。
と言うのが、灯油ストーブ論争なのだ。


無常庵日記
夕方少し散歩しただけ。母親に電話する。一度帰郷したいという話をする。18きっぷを使って帰ってみたいのだが、その一歩を踏み出せない。簡単に「ただいま」と言える環境でもないと言うこともあるし…。
夕食:もちもち皮の餃子、きゅうりの酢物、お昼の味噌汁、イムチャンジョン
昼食:野菜たっぷり味噌汁、納豆
『OLD JOY』『ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択』ケリー・ライカート監督作品の始まり方や、結論のない終わり方が好きだ。そして何かを求めない作風が好きだから、たぶん、何度も何度も観てしまうのだろうと思ってる。
という、12月20日です