本の話

大きい荷物

大きい荷物

2024年3月5日
『大きい荷物』は吉行淳之介さんの短編集『目玉』に収められている。その小説は、タクシーに乗る場面から始まる。 病院の玄関のところを出ると、空車が二台停まっていた。 それから、“私”は、次のように続く。 客待ちしているタクシ[…]
道徳

道徳

2023年12月4日
きだみのる『道徳を否む者』読了。 主人公、少年のような稀な体験は、今の世の中ではできないだろう。そう考えると、その体験から生じる思考や構思は、ボク程度の能力では難しい。 と、考える一方、こう言った文学を若いうちに読んでお[…]
女は男の指を見る

女は男の指を見る

2015年2月20日
「女は男の指を見る」竹内久美子せんせいの本のタイトル…。ふ~ん、なるほど「指」なんだね。 「女の人は男の足の長さなんて見てないもんね、もんね」なんて話になって、んじゃどこを見ているんだろうなあ…例えば男だと胸とかお尻とか[…]
楽天主義、花子とアンを見ながら

楽天主義、花子とアンを見ながら

2014年6月9日
楽天主義ではないと思う。そんなことを考えていた朝、虹が見えた。西の空に見えた。東には雨雲がかかっていて、雨も降っていたんだけれど、その間から太陽がのぞいていた。へんな天気だった。悲しい予感。 楽天主義と昂揚 ももが北海道[…]