タクシー物語(2013年)

だくだく

だくだく

2013年10月30日
また悲しみが朽ちかけた過去の枝に赤い実をつけたね。そうしてガラスの破片の朝に甘い香りを漂わせている。ボクたちの間にある躊躇いとか戸惑いなんていう時間の方向なんていうものは相変わらず分からないままで、もうクリスマスがそこま[…]
食材偽装で考えたこと

食材偽装で考えたこと

2013年10月29日
その前に、「スガキヤクリームぜんざい」のCMが素晴らしい。 そのスイーツに 有名なパティシエは 関わっていません。 雑誌で「今、注目の!」 とか、書かれたりしません。 けれど、 熱狂的なファンの数なら、 負けていません。[…]
秋病(ユネスコ無形文化遺産で考えたこと)

秋病(ユネスコ無形文化遺産で考えたこと)

2013年10月23日
体温計の電池が切れていていた。体温を計ろうなんて考えるのは決まって夜中だったりする。今回もその夜中だったし、そんな特殊な電池の予備もなく、結局電池切れのまま使わずに2日ほど過ぎて、本日めでたく電池を買ったとたん、熱も状態[…]
台風一禍

台風一禍

2013年10月18日
ダムの水が貯まったと喜ぶ 土石流で家を奪われたと悲しむ 青空が見えたと喜ぶ またひとり亡くなったと悲しむ 秋が来たと喜ぶ 農作物が売り物にならないと悲しむ 虹が出たと喜ぶ 愛しい人が行方不明だと悲しむ 台風一過 Abov[…]
10月の雨

10月の雨

2013年10月15日
雨が降っている窓の外を相変わらず眺めている休日の朝。 時計の針が夢遊病者のような生活をしているボクにとっての唯一の正義。ポストに届けられていた何通かの手紙はそのままダストボックスに捨て、もう何日も立ち上げていなかったメー[…]
前園さんの罪と罰

前園さんの罪と罰

2013年10月14日
見ず知らずの人を後部座席に乗せて運転することがどれほど恐怖をともなうかとうことは、それほど想像するに難しくはないと思う。密室に他人といるということがどれほど緊張するかということも、ほとんどの人は理解できると思う。 運転す[…]