食材偽装で考えたこと

その前に、「スガキヤクリームぜんざい」のCMが素晴らしい。

そのスイーツに
有名なパティシエは
関わっていません。
雑誌で「今、注目の!」
とか、書かれたりしません。
けれど、
熱狂的なファンの数なら、
負けていません。

たぶん、そういうことなのだ。食べるという本質は。
ボクたちは味覚なんて感覚さえも他人に支配されている。支配されている、というか洗脳されてしまっては、本当に美味しいものなんてものを分からなくなってしまっている。何度も書くが本当にあの脂身のたっぷり入った「とろける」とみんなが表現する肉が美味しいのだろうか?「美味しい」と言う人が多いので脂身注入肉なんて人造肉が存在するのだろうけれど、そして肉それ自体、人の力によって「とろける」のもに改造されているのだけれど…。
品種改良なんていうけれど、果たしてそれは本当に正しいことなのだろうか。そしてそれは本当に美味しいことなのだろうか。自分たちの欲求を満たすために他の動植物をこれほどまでに虐待することが、正しいとはとうていボクには思えないのだけれど、街には不気味な食べ物が溢れてい。そしてボクたちは「美味しい」と言い続ける。
本当の味というものを忘れてしまっているボクたちにとって、食材偽装なんてことはそれほどピンとこない出来事なのかもしれない。
1、そんな安価な食材で客を満足させたんだからホテルの料理人の腕は確かだ。
2、結局、味覚なんてのは他人に支配されてしまっているのだ。
3、みんなが美味しいというものは美味しい。
4、車海老とブラックタイガーを判別出来ないのだろうか。
5、主食である米の産地を偽装されても分からない国民に何が分かるのだろうか。
6、いったい何が正しいのだろうか。
7、結局、安い食材を使ったからダメで、逆の場合だと良いんじゃないのだろうか。
8、高級ホテルが庶民化したってこと。
9、オレだって騙されるに決まっているけれど、そんなところには行かない。
10、「やぐい」(三河弁で安っぽい?)食材を使っているところに行くに限る。太郎とか。B級グルメか。
11、店も客を選ぶぞ。分かりそうな客には良いネタを使う寿司屋とか。
なんてニュースを見ながら考えた。偽装は悪いことなのだけれど、車海老よりもブラックタイガーのほうが美味しい(調理方法などでそういう場合もあるのだけれど)のならば、それはそれで良いのかもしれない。だって、味覚が壊れそうなジャンクフードを美味しいと言って食べている人もいるんだし、何が美味しいなんてものは人それぞれなんだしね。それが料理ってもんだろうし。
美味しいものが美味しい、と言えることが大切なのかもしれない、そう思う。食材でもないし、値段でもないし、場所でも、雑誌でもない、自分の味覚ってことか。自分に正直であるということが、正しいのかもしれないと、思うのだけれど、それも本当は難しいことなんだろうと、これまた思う。ま、スガキヤは確かだ、ということだ。
さてと美味しいインスタントラーメンを食べるか。はいはい。
スガキヤクリームぜんざい
CMギャラリー | スガキコシステムズ株式会社

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