タクシー物語12月31日2014追悼2014年 鰤大根風呂に入った。午後4時前。 故郷、子供のころは大晦日には早めに風呂に入って食事をした。もう少し寒が厳しかったように憶えている。軒に寒鰤が吊るしてあった。ひと晩ふた晩寒気にあてたほうが美味しかった。そう父が話していた。 寒鰤の身の冷たさや故郷(くに)の海(笠山) 鯛が届い… 続きを読む
タクシー物語12月24日2014いくつかのメリークリスマスクリスマスになると、そうそう、やっぱりあの年の「ナプキン事件」が思い出される。あの年と言ってももう随分前で、まだボクが小学生だったころの話で、まだセカイが歩いて行ける範囲だった頃。 メリクリ そうそうもうそのことは書いたっけ。ボクの夢は宇宙飛行士だった。きっとあのセカイ… 続きを読む
タクシー物語12月19日2014雪雪の朝 ピラカンサスの赤 青い空 (笠山) 「雪だ雪だ」子供のように口に出したところで、それを楽しむほどの余裕もなく、ただただ厄介者として雪を睨み返している朝。もうすぐクリスマス、冬休み、そしてお正月…。お腹空いた…。… 続きを読む
タクシー物語12月13日2014期日前投票のすすめ寒さに目覚めるとあたりは白い世界だった。ボクは何が起きたのかと思った。低体温が思考を鈍らせていて、その事実に気づくのが遅くなった。寒さは地の底に漂っているようで、その気配をボクは感じていた。久万高原のバス停で野宿した時のこと。今ぐらいの師走の頃だった。 今日、たった今も… 続きを読む
期間従業員について12月8日2014期間従業員のみなさんへ幸せですか? あなたたちが何のとりえもない怠け者であったとしても、そして馬鹿で間抜けで、おまけに勉強もできない愚か者であったとしても、キチンと隣にいる正社員と同じ作業をしているのではないのですか? 同じように働いているのに、どうしてあなたたちだけが牢獄のような寮に住み続… 続きを読む
タクシー物語12月1日2014投票しますか?忙しい、というわけでもなくて、ただ煩雑な日々が過ぎているだけなのだ。退屈な時間が欲しい、そう思うのだけれど、便利さと引き換えに文明はsimplicityを奪ってしまった。ボクたちはそれほど便利な時代に生きているのではなくて、便利に生きるためにはかなりの労力を必要とし、自… 続きを読む
タクシー物語11月22日2014天涯孤独という幸せ孤独を否定的に捉える人が多いのだけれど、これほど楽な生き方はない。というか、孤独で生きることのほうが難しいし、とても勇気がいることなのだ。 これぐらいの秋。「24時間の情事」を買ったまま封も切らずにそのままになっている。もう三か月。その90日の間の、わずか120分という… 続きを読む
微妙なアンケート11月19日2014誰のための解散総選挙なのかということで、微妙なアンケートシリーズ。 タクシー運転手3人に聞いた(今回は特に微妙やなあ~)「総選挙どう思う?」 ということで「反対」が100%になりました。 ついでに今回の解散総選挙、なんて名付ける? 「だめよだめだめ総選挙」 「やっぱり今回も総選挙」 「アベノミス… 続きを読む
タクシー物語11月16日2014タクシー運転手に求められることタクシーへのクレームやトラブルの原因の多くは、接客に対してではないかと思う。料金の問題と思われがちなのだけれど、メーターがひとつ上がった、なんてことでトラブルやクレームに発展することは少ない。例えばそういうこと(料金や道順)を理由にトラブルやクレームになったとしても、そ… 続きを読む