そして岩本寺(18日目の2) 2008年11月5日 四国遍路 迷故三界城 ◁前へ 目次 次へ▷ 動きたくない気持ちをなんとかなだめて、歩き始めた。 9時40分、六十余社へんろ小屋発。影野駅近くの弁当屋に美味しそうな稲荷寿司が並んでいた。ところが人がいない。「すみません」と何度か呼んだけれど応答[…] 続きを読む
大坂遍路道(18日目の1) 2008年11月5日 四国遍路 迷故三界城 ◁前へ 目次 次へ▷ 例えば朝の気温が5度だとしても、秋と春とでは、春のほうが暖かく感じるのではないかと思う。季節が暖かい日に向かっているか、寒い日に向かっているかで、身体も気持ちもそれに対応しようとするのだろうし…。 […] 続きを読む
そして久礼遍路小屋へ(17日目の2) 2008年11月4日 四国遍路 迷故三界城 札所がない日は休憩する時間が少なくなる。納経に30分~40分かかるとしても、その時間は立ち止まっているので、足を休めるということになる。歩くことよりも、休むことが難しい。時間があるのに急いでしまう。 14時30分に道の駅[…] 続きを読む
宇佐へんろ小屋の朝、母さん、ボクのあの黒いパンツはどこにいったのでしょうね(17日目の1) 2008年11月4日 四国遍路 迷故三界城 宇佐へんろ小屋の朝…。 たまに痛みを思い出すときがある。 もうないはずなのに、踵や膝が痛いと感じるときがある。想い出に引き寄せられるように、感覚が蘇ってくる。風や雨音はあの時と同じで、時間の中へ迷い込んでしまう。それほど[…] 続きを読む
酔いどれ遍路 酔生夢死(16日目の2) 2008年11月3日 四国遍路 迷故三界城 酔いどれ遍路と一緒に寝たのはこの日だった。 塚地峠を越えて宇佐町に出た。 県道が見えたところで、峠の遍路小屋で話した女性が宇佐大橋方向へ歩いてた。彼女がどれぐらい休憩していたのか分からないけれど、ほぼ同じ時間に着いたこと[…] 続きを読む
雨の日 迷故三界城(16日目の1) 2008年11月3日 四国遍路 迷故三界城 雨の朝。昨夜は足が痛くて何度か起きた。今までの痛みとは少し違うものだった。3時30分には起き出して、そしておにぎり辛子高菜とジャンボソーセージを食べた。なにか物音がする。雨音だと分かったのは夜が明けて外に出た時だった。食[…] 続きを読む
清瀧寺通夜堂にて(15日目の4) 2008年11月2日 四国遍路 迷故三界城 走った。 もう限界だった。息が上がっていた。というよりも、吐きそうになっていた。痛みはなかった。 (35番札所清瀧寺にて) 醫王山 鏡池院 清瀧寺 – (一社)四国八十八ヶ所霊場会 16時40分に着いた。山門からの石段は[…] 続きを読む
清瀧寺、走り遍路(15日目の3) 2008年11月2日 四国遍路 迷故三界城 三十四番札所種間寺で納経をすませたのが14時すこし前だった。納経所ではリンゴをいただいた。バナナとリンゴ。ベンチに座ってバナナを食べた。そして足の豆の治療をした。針で水を出す。それを抑えるように救急バンを貼る。それだけの[…] 続きを読む