レクサス販売店 直轄化

トヨタ、レクサス店を分社化 2010年めど 販売強化を主導(中日新聞)

トヨタの車は、トヨペット、トヨタカローラ、ネッツトヨタなどの一社ずつ独立した販売会社で販売されています。レクサス店も2004年に販売店募集をおこない、「愛知県では最大手の愛知トヨタグループが半数の8店の出店認定を取得。名古屋トヨペットグループが6店、独立系のカローラ名古屋、ビスタ東名古屋がそれぞれ一店となった」ようです。

トヨタ、日本でのレクサス店作りが本格スタートへ | レスポンス(Response.jp)

田原市の民家

現在あるレクサス店は、トヨタ販売会社の子会社で、それはある意味では販売会社が今まで築き上げたノウハウや顧客データなどを、そのままレクサスの販売に活かせるというメリットがあり、何と言っても、餅は餅屋といったところが大きいのでしょうね。

「トヨタ本体のブランド戦略などを直接指導しやすくなり、統一した販売策や店舗間の連携が可能となる。」とこの記事にあるように、販売店の系列が違うと連携というよりも、敵対心みたいなものもあるのでしょうね。コンビニなどチェーン店のように、独立した販売会社でも、本部が毎日のように指導し、値段や品揃えサービスなどがほぼ全国均一であるほうが、顧客としては安心できるのかもしれません。

製造から販売まで同じ会社というのが、本来の姿なのかもしれませんね。いままでいくら工場で「顧客第一主義 for the customer」なんて言っても、造るほうは客と接する機会もないし、客の声どころか、販売会社の声もなかなか届き難いというのもあると思います。会社が大きいのでなかなか難しいとは思いますが、工場の従業員が販売店に行って納車や車検の手伝いをしたり、クレーム処理などにも現場のGLが行ったりすることは、大切なことかもしれませんね。

その緊張感がさらなる品質の向上につながるのだろうと思います。それよりも、これからは客が工場まで来て、自分の注文したレクサスの仕上がり具合を確認できるシステムや、各工程の責任者が「この作業はわたしがしました」とか「この部分は田原工場NE300組が組み立てました」とかの生産者表示みたいな責任を明確化されるようになるかもしれませんね。

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