味噌汁の味、おふくろの味

三河湾、姫島に沈む夕陽
トヨタの工場や寮の食堂は、トヨタ生活協同組合、所謂MEGLIA(メグリア)が運営しているそうです。工場内の売店もそうですね。田原工場にも食堂が7店あり、全部で80店舗あるそうです。

料理の味や値段については、いろいろ意見が分かれるところだと思いますが、ボク個人としては街の食堂よりは安いし、何を食べるかによってはかなり節約もできるし美味いものもある、と思っています。ま、可もなく不可もなくといったところですが。

特徴のある料理もあります。一直の朝食に出される味噌汁です。あの香りと味は、トヨタの工場で働いたことのある人なら誰もが懐かしいと思うのではないでしょうか?ボクも3週間食べていませんが、なんだか懐かしく思い出しています。けっして美味しいというものではなく、かなり煮込んだ出汁の効いた濃い味です。煮込んだためなのか、元々なのか具がほとんどありません。あったとしても、やはり煮込んだという感じで色が付いていたりします。

「鰻屋のたれと同じで、創業以来足して使っている」という笑い話もありますが、ま、そんなことはないにしても、かなり独特な味なのは確かですね。研修の時に聖心寮で食べた味と同じなので、恐らく全80店舗全て同じ味なのだと想像しているのです。同じメグリアの経営なので、同じ味であっても不思議ではないのですが。

今日は母の日でした。おふくろの味というのがあります。ボクの場合だと、肉じゃがです。肉じゃがというか、肉じゃがの中に竹輪とかが入っているものなのですが、薄口醤油を使ってかなり甘く作る母親の味は、何年も食べていなくても思い出します。全体に甘く味付けするのが特徴です。

明日から一直で4時30分起床、5時30分のバスで工場に向かい、食堂でまたあの味噌汁での朝食です。きっとトヨタでの日々を思い出すたびに、食堂の味噌汁の味も思い出すのだろうと考えています。

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