雨の夜行バス
2006年5月7日
豊田IC
土曜日は雨でした。一週間というのは早いですね。その間、ご飯を食べて買い物に行ったり、散歩したり。なんでもない一日を繰り返していました。見慣れた風景だったので写真を写すということもしなかったです。「なんでもないようなことが幸せだったと思う」なんて歌がありますが、まったくその通りだと思います。
帰りのバスとは違って、行きのバスの中は重苦しい空気が漂っていたと感じたのはボクだけではないと思います。バスが名古屋に到着しても降りようとしない人もいました。行きはよいよい帰りは怖い…。
雨が窓ガラスを濡らす。ホーホーとした雨の糸が、時間の隙間にもぐり込む。追い越す車の音、トンネルの中での反射音、タイヤからの音、ボクたちが唯一外を感じることの出来るノイズの心地良いこと。閉ざされたカーテン越しに思うことは、散りばめられた思い出のパズルで、それを繋げるモドカシサは、時間とともに増殖を始める。なんと時間というものの残忍なことよ。