コーンの値段が上がっていて、先物取引市場などでは取引が盛んに行なわれているようで、ボクにも「オプショントレードは儲かりますよ」なんてことで電話がかかってきたり、ダイレクトメールが届いたりして、関連会社はここぞとばかりに、営業力をフルに稼動しているようですね。

コーンなはずでは！？エタノール拡大で穀物急騰の恐れ-世界からニュース:イザ！

1ケース１０個全て黄身が２個入っているのって、すごくね？
また、日曜日になると某宗教団体のお子さんがやってきたり、保険の外交員のお姉さんが「こんにちは～」なんて、普段話すよりも半オクターブ高いであろう声でドアをノックしたり、窓の外には「竿屋～、竹竿、丈夫で錆びないステンレス製物干し竿はいかがですか」なんて売り歩いていたりして、人と接触する機会が少なくなる失業者にとっては、この世と自分をつなぐ何かみたいで、「お、なんだったら、創世記の話でも語っていかないか」とか「あ～ん、もう、そんな声で囁かれたら、で、月いくらよ」とか、「物干し竿は、いらんよ」なんて言ってしまい、そして人恋しさに負けて「どうぞ、どうぞ」ってついつい、「なんならお茶でも」「あ、そうそう、頂き物なんですが、お菓子でも」なんて、これまたついつい言ってしまいそうに…。
そんな「ついつい」っていう日が多くなりますよね。しかし、どれも今のボクには必要がなくて、特にステンレス製物干し竿は、今後何年かはいらないので、「どうか、早めに通り過ぎてください」なんて祈っているんです。
そんな誰も彼もが営業努力をしている中、ボクが今必要な物を売りに来る人がいない。となると、いっそう人恋しさとは別の寂しさがつのるわけで、これって、ちょっと怠慢じゃないの、企業の驕りじゃないの、失業者差別じゃないの、もう営業なんてしてないんじゃないの、なんて疑心暗鬼、猜疑心、懐疑心なんて気持ちがムクムクと頭をもたげてくるというもので。
トヨタが来ないんですよ。車売りに。え、もう、そんな旧態依然な方法ではやってないんですかね。車検の切れそうな所有者の家を調べて（てか、もうデータはあるでしょうから）「こんにちは、トヨタカローラです」なんてことはしないのですかね。黙っていても客が来るんですかねえ。もうI Love Chinaってなことで、日本人向けの車は作ってなんですかね。もう、ボクには車を売ってくれなんすか？「ああ、神よ、どこ行った、某宗教団体の人たちは…」
なんて卑屈になってきて…。
やっぱり「あの～、すみませんが、車…」なんて頭をかきながら、ディーラーのドアを開けなければならないのでしょうか？でも、新車なんて買わないから、中古の、それも３０万円ほどで、検２年付き、で良いんだけれど…。
たぶん、ディーラー行ってそんなこと言ったら「ちぇ、」なんて言われやしないですか？それで、ついついボクも「あ、すみませんねえ、お忙しいのに」なんて必要もないことまで言ってしまわないですか？で、「お客さん、買うの買わないの？」なんて凄まれないですか？そんで「俺っちたちはよ～、世界一のトヨタなんだぜ～」なんて言われないですか？奥から怖いお兄さんが来て「お、どいつだ、ウダウダヌカシてるのはよ～、あっ」なんてなったら、もう気の弱いボクなんてのは「あ、いえ、このカローラ下さい、はいはい、新車でね」なんてことになりはしないですか。
だから、トヨタじゃなくても良いから、いえいえトヨタでも良いんですよ、それに中古車屋さんでも良いんですよ、どうしてうちに来ないんですか？待ちくたびれて、もう車を買う気が失せているので、おもてなしはできませんが…。
トヨタの怖い話です。

黙っちゃおれん:企業のモラルはどこに？
その日、一応トヨタのお客様窓口にメールと電話で連絡をしておきましたが、対処の仕方や謝罪については何もありません。一種の恐喝まがいの商法を認めている会社であると理解しています。二度と買いません。