打落水狗

「水に落ちた犬を打つ」なんてことはなかなか出来ないもんで、やはり日本人は「武士の情け」なんていう、どこかで相手をゆるすというような精神構造を持っていると思います。いえ、あの崖っぷち犬、リンリンの話ではなくて。

昨日近くの川原を散歩していたら菜の花が咲いていて、ちょっと幸せでした。
日本が戦争に負けた理由というのは、情報不足や科学精神の欠如、軍部の分裂などが挙げられているようですが、ボクはどうも日本人は勝負事が苦手な民族で、もともと相手を完膚なきまでに打ちのめすということが出来ない、だから原爆投下などの大量破壊や虐殺、無差別殺人なんてことを作戦として実行できなかったからだと、考えています。水に落ちた犬を打てないということです。
そしてそのような絶対的勝利やひとり勝ちということに対して、どこか後ろめたさがあり、それは卑しいことだとする精神がボクたちにあるのではないかと、思っています。「もう勘弁してやれよ」というようなことが、毎日のようにボクたちの回りには起きているように思うのですが。
ブログでこんなこと書いているのは「負け犬の遠吠え」というのでしょうね。ま、とにかく、あの崖っぷち犬ですが、飼い主が決まってよかったですね。ボクも、こうなったら、崖の上でも、ビルの屋上でも、なんなら鉄塔の上にでも立ってみようかと…思ったり……。人生の岐路には立っているようなんですが。
今日は、今からハローワークに行きます。就職活動をしないと、正月休みから3週間過ぎましたからね。認定日にはまだ少しあるのですが、認定日から「さて、就職活動」なんてのは遅いですよ。
認定日ってのは、「失業者でした」という認定をめでたく受ける日で、そして徐々に少なくなっていく失業給付受給日数を確認する日のようなものでしょうね。
人が死んでからのことと、離職のことを重ねて考えると、離職票を提出した日がなんだか葬儀の日で、初七日が終わり四十九日の忌明け法要の日までの、この世でもあの世でもない空間に住む中陰の日々を送て、そして四十九日の忌明け法要後に死後の行き場が決まるような、感じがしています。
そう思うのは、ボクの認定日が、暦で計算したら最終日からちょうど49日目だからなのかもしれません。「って、おい、これはなんという偶然か」と「ぎゃ~」って叫んでいるのですよ。ま、最終日と離職日が年休消化があって違うのですが、これはやっぱり「何か」を予感させるに十分な事実で…。ボクは彼岸と此岸を彷徨しているのかもしれないと、思っているのです。だとすると、ボクは幽霊なのかもしれませんね。ドロドロ~ン、うらめしや~。
いえ、いえ、ボクは、ボクという他者のに飼われていた「喪家の狗」なのではないかと…。さ、墓場へ、いや職安へ行ってこ。

3件のコメント

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    まろさん、こんばんは~。うらめしや~。
    って、ま、お互い幽霊みたいな生活かもしれないですねえ。夜しか動かなかったり?
    でも、でもでも、まろさん、トヨタがあるって思ってないですか?
    ハロワに行くことで満足している自分が怖い。就職した気分になってますもんねえ。これで、知り合いなんか出来ると、何もなくても楽しいハロワってね。

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    こんばんわ^^ どーも腰が重いです。お尻は叩かれてるんですが^^;

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