どんど焼きってのがあって、九州では他に「どんどや」「ほっけんぎょう」なんて言うところもあるそうですが、小正月に行われる火祭りの行事で、一般的には「左義長（さぎちょう）」というのだそうです。門松や注連飾りを持ち寄って焼き、その火で正月の飾り餅を焼いてそれをぜんざいにして食べます。ボクの家の近所の川原でも明日行なわれるようです。

今年は正月用の餅もいろいろな人から頂いて、丸、角、ヨモギ、餡子入りなど５０個ほどになりました。正月から毎日のように食べて、とうとう残り２個となりました。だいたい雑煮にするか、焼いて餡子か醤油を付けて食べるます。ぜんざい用にと餡子１キロを買ったのですが、ぜんざいをすることもなく餅のほうが先になくなりました。残りの餡子は…ヨーグルトに入れて食べる予定です。
ありがたいといえば、このブログ経由でアマゾンで買い物をしていただいている方もいらっしゃるようで、１０日も加湿器や音波振動歯ブラシ、それにウイルスセキュリティなんてのを購入していただいたようで、なんとお礼を言っていいのやら…。想像するに、このような買い方ってのは、たまたまというよりも、「ここで買ってあげよう」っていう意思でのものでしょうから、なおさらうれしく思っています。
そういえば先週は１００人を超える新人期間従業員が田原工場に赴任したそうですね。来週からは土曜日出勤も始まり、忙しくなる時期ですね。田原寮も満室かもしれないですね。去年ボクが田原に赴任してから、もうすぐ１年です。そう思うと１年なんて早いと感じています。
何人かの方は「こいついったいこの先どうなるんだろうね」なんて、ボクの将来に興味津々でこのブログをご覧になっているのかもしれないですね。思い出が色褪せないうちに、今まで書けなかったことを記事にしていきたいのですが、その前に違うことを考えたりして、なかなかそこまでいかないという状態です。
ああ、そうそうタイトル「もしも雪なら」ですが、ボクは聞いたことも読んだこともなかったのですが、ある人から紹介されまして、先ほど検索して歌詞を読んでみました。
せつない詩なんですね。なるほど「大人の方が 恋はせつない」とはせつなさをこの短い一行で表現していて、今日のせつない気持ちで書いた、山田詠美さんの「大人の味わう感情なのである」と共通するものがありますよね。
大人の…っていうか、女性のほうが、せつなさを感じているのかもしれないですね。天才吉田美和さんの書く「せつなさ」もやはり我慢するもので「会いたい人には ぜったい会えないクリスマス」なんて、もう絶対的な我慢なのですよ。それも「はじめから」分かっていて、あとはもう奇跡だけを願う。それもクリスマスに。
やはり涙が枯れるというような泣き方ではなくて、山田詠美さんの言う「五粒の涙」になるのだろうと考えています。
そして彼女は賭けに出るのですよ。「もしも雪なら 雪になったら」と。結果は「雨でみぞれまじり」けっして「みぞれまじりの雨」ではないのですが、それがまたせつなさを増すのです。「みぞれまじりの雨」ならば奇跡も起こる可能性もあったのですが、「雨はみぞれまじり」というのは、もう絶対的に不可能であって、ここでも絶対的な我慢をしてしまうのです。ここが吉田美和さんが書きたかった「大人の方が　恋はせつない」という「せつなさ」なのだろうと思っています。
「この想いはもうこのまま 溶けて消えてくだけ」というのは「ケーキそのものを忘れようとする」行為であって、結局雨だったから、その雨が想いを溶かして行くという結論をここで宣言するのですが、しかし「消えていくだけ」と少しの希望を持っていて、今度は本人よりも読むほうをせつなくしますよね。「消えていった」ではなくて「いくだけ」なのですから。
ケーキの話を書いたのですが、はじめからこの詩を読めばよかったですね。「せつない」あまり使われない言葉のようにも思います。そう簡単に使えない状態にあるのも「せつなさ」なのかもしれないですね。
餅やケーキの話しかできないボクを、なんだかせつなく思っています。