Ｎくんから蚕豆（そら豆）をいただいた。実家の母親から届いたらしくて、宅配便の荷札付きのままいただいた。「天豆」って書いていた。「てんまめ」。みたところ「そら豆」で、食べたところも「そら豆」だったのだけれど、調べてみると「そら豆」は「蚕豆」と書くらしい。その蚕という字の虫を取り除いて「天」。他に「空豆」。これだと、なんだか「から豆」みたいで…。
天豆かあ。

時間が必要なこと、時間が解決してくれることって、たくさんありますよね。いえ、仕事の話なんですけれど、「ああ、そういうことだったのか」なんて思うこともあって、やっとなれてきたと感じています。それまではがむしゃらにやっていたのですが、そういったカン・コツみたいなものが分かると、無駄な力や無駄な動きをしなくなるのでしょうね、少し、ほんの少しだけですが身体が楽になったような…。
言葉で言われても分からないのですよね。いえ、頭で理解できたとしても、それを出来るということは、別問題でしょうから。例えば早く走る理論を学んだからといって、カールルイスにはなれないのだから…。
また、言葉では表現できないことってのもたくさんありますよね。それがカンなんでしょうけれど。感覚。人を好きになったりするのも、言葉にできない場合が多いですよね？好きな理由なんて、好きになった後からいろいろとつけるのもかもしれないし。出逢った瞬間なんてのは、やっぱり感覚みたいなものだろうし…。相性みたいなものがあるだろうし。
言葉、特に文字にして書いたものについても、相性みたいなものがあるでしょうね。このブログにしても、心地良いと思う人もいれば、なんだか不快だなあ、なんて感じる人もいるのだろうと思っています。それはしかたないことなのでしょうね。
どんな音楽でも小説でも、あるいは経典でも説法でも、快不快というのはあるのだろうし、その数の比率が快感だと思う数が多ければ世間に受け入れられたということになるのだろうし…。いえ、数の問題じゃなくて、質ということが前提にあっての量ということになるのですが…。
その質ということさえも、価値判断は難しいし…。価値判断というか、快不快なんて書いたのだけれどそんなことを含んだ違和感みたいなものもあるだろうし。それが価値あるものだとしても…。
人の心は難しい。
そんなことより、どんなことより、ただ普通に生きていければと思っているんだけれど、それも結局は…仕事なのかなあ。ただ普通に…車なんていらないし、６畳一間の部屋でいいし、煙草も吸わないしギャンブルもしないし、贅沢もしないし…。そして、なにか自分が生きているって思える仕事をして、一生を終えたらなんて思っているのだけれど。
人生はさらに難しい。
はあ～。