木綿畑のイエス

木綿畑という地名は、やはりその辺りに木綿畑があったからだろうと思います。その木綿畑に、五階建てが6棟570部屋のトヨタ自動車吉胡寮があります。田原工場配属になった人たちにとっては、一番良い寮(街まで近いという理由からなのですが)と言われています。
大麻
木綿の苗ではありません。
田原寮ですと駅まで徒歩1時間以上もかかるでしょうから、バスでの移動になるのですが、そのバスも一時間に一本もない状態ですので、「ちょっと買い物に」というにも不便で、そのちょっとの買い物のためにバス代200円を出すのももったいない気もします。そうなると、ちょっと買い物が「せっかく来たんだから」なんて買い物になってしまい、要らぬ出費になってしまうということが起きてしまいます。
また田原寮の中でも田原仮設寮ですと、3DKの部屋を3人で使う仕様なので、プライベートが保たれなかったり、裏直の人がいたらうるさいとかで住み難いそうです。また滝頭寮は市内まで歩いて行ける距離とはいえ、少し離れていますし、坂道があるので距離以上のものを感じます。
富士見寮なんていうと、豊橋市になるので、通勤に時間がかかるし、これも仮設寮と同じ仕組みなので住み難いようです。ただ富士見寮は渥美線の大清水駅に歩いて行ける距離で豊橋にちかいですから、それだけは田原地区のどの寮よりも良いのかもしれませんね。しかしそんなことよりも、通勤時間が長いということはやはり辛いでしょうね。
さて、その田原地区一の人気の寮である吉胡寮には、不思議な中高年が多く住んでいるという噂で、二度目三度目以上のスパイラル期間工のオジサンたちが職場とともに寮の希望を出して聞き入れられているということなのです。ま、あくまで噂なので…。
そんな不思議なオジさんの中に、イエスがいるという、これまた噂があって、てか、何をもってイエスなのかというのもあるのですが、
(1)オジさんなのに長髪、よって白髪も多いので髪だけだと日本人離れしている。
(2)オジさんなのにヒゲを伸ばしている、よってちょっと哲人っぽい、って、オジさんとヒゲで哲人ってのは、ちょっと?
(3)オジさんなのに小汚い、って、オジさんが小ぎれいかというとそうでもないよ。
以上の3つの理由で、なんとなく、「イエスみたいだ」ということなのですが、そんなクリスチャンが聞いたら卒倒するような理由で…。
そういうイエスと呼ばれるオジさんが何人かいて、ロビーにいて朝日を背に受けていると神々しいという噂なのです。って、光臨したのか?ってなわけないじゃん。でも、疲れた身体は、そんな神の出現を待ち望んでいる、その待望論がオジさんたちを神にしてしまっている、集団幻想なのかもしれせんね。
木綿畑の、っていうか麻畑だともっと「やっぱりゴッドだぜ」なんてことになって(なぜかは考えてね)、あの頃、安保幻想からインド放浪の若者たちが、麻畑に夢を求めてやってきて、数十年というスパイラルな生活を送っているのかもしれないと思うと、そういうトヨタの包容力に、イキそうになるのは、きっとボクだけではないはずですよね。たぶん。

2件のコメント

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    吉胡寮6棟住人さん、こんばんは。
    そうですか、ジャスコのネットコーナーでですか。あすこからだと、身元が割れないので、なんでもありかも?
    花火大会は、田原寮からでも少しだけ見えたのですが、吉胡だと目の前ですもんね。蔵王山から見たいなあ、なんて思っていたり…。でも徒歩だと帰りが辛いかあ。
    またコメントして下さいね。

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    はじめまして。
    ここのブログは、先程ジャスコのネットコーナーで知りました。
    吉胡寮6棟に住んで良かったと思った時と言えば、毎年9月中旬頃の花火大会が自分の部屋で観覧出来ることでしょうか。
    今年もあるでしょうから、ビールを片手に花火を眺めてみたいです。

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