雨の日に
2009年2月21日
雨の日に生まれた子供は泣き虫になる
いつも母さんが言っていた
ボクが生まれた日は朝から雨が降っていた
かあさんのおまんこからやっとこさ抜け出して
かあさんの顔を見たら哀しそうだった
あたりはなにやら賑やかで
みんなはなにやら嬉しそうで
ボクの顔をのぞき込んでいた
ボクは泣いていてかあさんは哀しい顔していた
窓の外は雨
その雨音を聞いていた
少し前までは雨の中にいた
かあさんの中にいた
雨の日は好きだった
家にいることが出来たから
かあさんも家にいて
あの時のようにふたりで雨音を聞いているのが好きだった
羊水や胎盤や血液や体液やらの記憶が蘇るようでもあった
ボクがまだかあさんの中にいるときの記憶
それが言葉によって辿ることができるようになってからは
ボクは雨の日には決まって
あの日のことを思い出していた
大人になるとかあさんのほうが泣き虫になる
雨の日のことを思い出す
ボクがいたころのことを思い出す
もう戻れない場所やら
もう感じることのない痛みやら
もうひつつになれない哀しみやら
そんなことがかあさんの涙にかわる
かあさんの記憶は感覚によって辿ることができる
そんな記憶が雨の風景と重なって泣き虫になる
雨の日には決まって泣くようになる
雨に日に生まれた子供は泣き虫になる
雨の日に子を産んだかあさんも泣き虫になる
MUKUさん、こんにちは。
えっと、ありがとうございます。
どうなんですかねえ。
実は、まだ続くのですけれど…。
この写真の日は朝から雨で、ま、その想い出とともにってことで……。
失礼ながら、名文ではないでしょうか?
僕もいつの頃からか、雨の日が好きになりました。
特に休日の…
新海さん、こんばんは。
新海さんって、けっこう有名な新海さんだよね?
新海和明です…。
陰部がやばいです。