自動車の耐用走行距離(それでも子供を産みますか?)

自動車の耐用年数や耐用走行距離は、少し前だと「10年10万キロ」なんて言われていた。10年というのは、新車登録から10年経った自動車の車検が2年に1回から毎年行わなければならなかった頃(平成7年以前)の「キリの良さ」みたいなものだけで、根拠に乏しいと、というか、「10年以上乗ると大変なことになりますよ」という自動車業界の呪縛、あるいは脅迫みたいなものだったのだろうと思う。大量生産大量消費という経済のためには「捨てること」の美学が説かれた。とか、「新しい物の美学」なんてものに洗脳されてしまったのだろうと…。
メーカーのマイナーチェンジ、モデルチェンジによって古さが強調され続けたのだろうし。要するにいかに買換えさせるかというメーカーの誘惑にまんまと引っかかってしまったのが消費者だったわけだ。
その日本では乗れない車が発展途上国ではタクシーとして使われていたりして、「日本の車はスゴイ」と言われているのを目撃すると、made in Japanという高品質の神話なんてのは、日本の技術力だけではなくて、実はそういったアフリカや南米や東南アジアのメカニックの技術力によって信憑性を与えられたのだ。
当のJapanでは「10年、10万キロしか乗れません」という低品質宣言を堂々とディーラーのメカニックやメーカーがして乗れないことにされてしまい打ち捨てられた自動車が海を渡って20年、30年と乗り続けられて、その高品質さを証明したということ。
性能や安全性という買い換えなければならない理由付けが限界になると、今度はエコなんてもので交換に大義名分を与える。いつも消費という新しい物への交換ということが始めにある。要するにどうやったら交換してくれるか、ということを国を挙げて行う。
少子化対策なんてのも実は経済施策の一環で、国民を発情させて消費者を大量生産すること、そのために子育て支援金なんて金をばら撒いて性生活にも介入する。そんなことは朝飯前なのだ。国営放送局で婚カツドラマを製作放映するなんて思想操作なんてのもコッソリやってしまう。そのうち月9なんてゴールデンタイムにエロビデオが流れるようになり国民の発情を促し、「環境のためコンドームは出来るだけ付けないようにしましょう」「コンドームはあなたの健康を損ねる場合があります」なんてことがパッケージの目立つところに印刷されるようになる。そして高額の税金が課せられるようになるに決まっている。なんたって産めよ増やせよなのだから。
消費者の大量生産ということがこの国の喫緊の問題なのだ。その消費者というのはそのまま納税者なのだから、国にとっては一度に二度美味しい人たち、そういうグリコみたいな人たちを国が造らないわけがない。
為政者には好都合にこの国の人たちは出来ている。あるいはそうさせられてしまった。「右に倣え」「前にならえ」と小学校の時から隣と同じ事をすることの重要さを叩き込まれているのだから。価値観の多様化なんて言われて久しいけれど、人々の精神風土は多様化するどころか一元化する傾向にある。民主党が大勝したのも、ユニクロがひとり勝ちするのも、mixがmixでなくなったのも、そういった「ならえ」の文化なのだ。簡単に操作される民族なのだ。
この国、あるいはこの地球になんの希望があるのだろうか?あなたが産む子供が幸せになれる確信はあるのですか?おそらくこの先もっと厳しい財政状況になり環境状況になるだろう。そしてあなたが産む消費者であり納税者である子供は今よりもその義務を大きくさせられるだろう。幸せになれる確率なんてのは今よりも少なくなる。
それが分かっているのに、それでも子供を産みますか?
「セックスして気持ち良いからできちゃった」ならまだ分かるけれど、それとか「子供かわいいから、ペットとして」なんて理由でも分かるけれど、子孫繁栄とかなんだか分からない理由で産むのはどうなんだろう、なんだか嘘っぽいように聞こえるのだけれど?
だってその子孫の繁栄する国がなくなるのだし。結局は「老後をみてもらうために」ってこと、そのあたりの理由がもっともか。子供としてではなくて消費者として納税者としてその子が数人の老人の面倒を見ることになるのだろうしね。
ボクたちは、どうも「10年10万キロ」なんてどうも信憑性の乏しい理由を真に受けて行動しているように思う。それはボクたちのためというよりは、あるいはこの国のためというよりは、経済というもののために動かされているように感じる。大量生産大量消費という呪いにかけられていて、なにがなんでもそれをしないと「大変なことになりますよ」と洗脳されている。そしてエコなんて言いながら消費活動は減らさない、そして耐用年数や耐用走行距離が増えて交換する時期が長くなると、今度は消費人口を増やそうとする。簡単なことだ。
自動車の耐用年数、耐用走行距離が長くなったから高速道路無料化にする、なんてことも簡単に考えられるトリックだしね。そのあたりをよく考えないと、ただのアホの操り人形になってしまうってことなんだ。エコ減税も同じこと、10万円ぐらいなら減税じゃなくて値引きでどうにかなる金額だし、それに釣られて買うってのは、ま、国に釣られたってことなんだけれどね。ボクだったらちょっと恥ずかしくてこの時期エコ減税で車なんか買わないけれど…。ついでにこの時期に子供も産まないけれど。「子育て支援金目当て子」なんて名前にするのなら別だけれどさ;)
さてと…。
自動車の耐用走行距離30万キロ以上
ボクの車なんて軽く30万キロ越えても現役だったりするけれど…。この画像はトリックなしだよ。走行距離30万キロ記念で撮影しましたとさ。ちなみにトヨタ車だけれど。

10件のコメント

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    ホントに糞やな、お前は!

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    >wood9310さんへ
    そうですか。バスなんてのは100万キロなんて走るそうですけれど。整備次第ではそれぐらいは走れるのかもしれないですね。
    「龍馬伝」で三菱株も上昇するかもしれないですね。きっと社員の方々も喜んでいると思います。だって大河ドラマにtoyotaの創業者が出ることはないでしょうしね。

    ハイエースではないですね。残念ながら・・・。
    >さといもさんへ
    まあ、そういうことでしょうねえ。
    保管場所や乗り方なんことにかなり影響されるでしょうしね。ま、キリが良い数字ということなのかなあ、なんて思っていますけれど。

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    仕事 しろ

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    糞 ブログ

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    へんな 奴

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    俺のチン型使ってニューバ イ ブ作るって!!!
    カズミちゃんは俺以上にオ ナヌー好きだから
    次の鑑賞が待ち遠しい・・・(´・ω・o)

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    人間や動植物同様自動車や家電などの機械にも心があるとすれば
    大半の機械は大往生できてないのだから
    どこかに不満を持って現世から消えていってるのかなぁ。
    機械はある程度はリサイクルされて新たな命になる点は人間や動植物とは違うけどね。
    10年10万キロというのは全く根拠のない数字だと思ってます。
    それを越えたからといって一気に事故や走行不能につながる重大な故障が増えるという客観的なデータなんて多分ないし。

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    ハイエースのメーターですね

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    私の親戚も、20万キロ以上乗っていましたよ。
    やっぱり、トヨタ車でした。
    最近、買い換えましたが、やっぱり、トヨタ車です。
    (^^)
    因みに、私の愛車は、NHKの龍馬伝で創業者の扱いに憤慨している三菱の車です。
    (^^;)

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