吉祥桜(さくら2012年)

吉祥桜
震災がれき処理問題は、田原市VSトヨタ、愛知県連合軍といった様相になってきているように感じる。地元住民は「なんで田原で」なんて内心思っているのだろうけれど、前にも書いたけれど逆風評被害(がれきを受け入れないことによる批判)を恐れてか「NO」と言えない状況にあるのだろう。(がれき処理

豊橋の保育園でも400人食べる 基準値超シイタケ | 千葉日報
国の暫定規制値を超える放射性セシウムを検出した茨城県産干しシイタケが愛知県岡崎市の幼稚園で使われた問題で、豊橋市保健所は11日、出荷元が同じ干しシイタケが豊橋市内の3つの私立保育園の給食でも使われていたと発表した。

デリケートな時期にこんな事故があると、「がれき受入反対」という声が大きくなる。絆<わが子の安全、なのだろうし、誰しもわが身がかわいいに決まっている。踏絵、ババ抜き…。
自動車減税を行い車を売ろうとしている、まあ、トヨタのセールスマンとなっている大村県知事からの依頼をトヨタとしては受けざるを得ないのだろう。住民や従業員の声を聞くことなく決定をするあたりトヨタの傲慢がうかがえるし、企業と政治の癒着というよりもトヨタ主導でこの件も進められたのかもしれない。
がれきを燃やすにしろ埋立てるにしろ、自然にインパクトがあることは確かなのだし、影響がまったくないということはないのだから、住民にしては迷惑な話なのだろうと思う。本音は「どうして田原に」だろう。答えは簡単「トヨタがあるから」なのだけれど。トヨタのおかげで田原市が潤っているのだから、しかたないと諦めている人も多いのかもしれないし、田原市もトヨタから依頼があれば「NO」とは言えないのだろう。田原市もトヨタ市なのだからしかたないか。キャベツや電照菊、うずらなんて農産物よりもトヨタ関連企業からの税収も雇用も多いのも確かなのだし。
がれき処理工場、メガソーラー、そしてポスト原発、そういう一連の流れに乗っているわけだし、処理をして損はないのだろうし、どうせ東海地震で田原も豊橋もがれきがたっぷりと出るのだから、恩は先に売っとけ、ということで田原工場で決まりなのだろうし…。中東みたいにエネルギー立国なんてことになる可能性だってあるのだから…、ということは今のうちに田原市民になっとくか…。

震災がれき:トヨタが最終処分場建設受け入れ方向で検討- 毎日jp(毎日新聞)
震災で発生したがれき処理で、トヨタ自動車が愛知県から打診されていた同社田原工場(同県田原市)敷地内での最終処分場建設を受け入れる方向で検討に入ったことが5日、明らかになった。周辺住民や工場従業員への影響を調査し、周辺住民や自治体の同意が得られれば、県と具体的な協議に入る方針。

東日本大震災:震災がれき、県への批判続々 処理候補自治体「基準を」「説明遅い」 /愛知 (毎日新聞) – Yahoo!ニュース
田原市の担当者が「県民が納得できる安全性の基準を作るべきだ。調査も地元に説明してからすべきで、順番が逆ではないか。地元は県への不信感が募っている」と県の姿勢を批判した。県側は「安全性の基準作りは施設の検討に入らないと説明のしようがない。説明が遅れたのは申し訳ない」と謝罪したが、「とても理解できる状況ではない」と述べ、地元の反発の強さをうかがわせた。

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