増税後のタクシー運賃

4月1日から消費税が上がることに伴いタクシー運賃もその分3%上がる。各運転手の総営収(税込)も増えるのだけれど、収入は同じ、いや料金が高くなった分利用者が減る、ということもありうるので、3%+αの減収になるかもしれない、と考えている。
ベアだなんだと言っても、増税前セールの行列を見ていると4月からは一時的に、あるいはその後も、消費控えが起こる。ベアも政府主導なんて限定的なものだと解っているから、誰ひとりとして手放しで喜ぶ労働者なんているわけがなくて、先の見えない不安から企業の内部留保よろしく家庭留保が増えるだけで、貨幣は相変わらず停滞したままで経済は澱んだままの状態が続くに決まっている。
単純に喜んでいるのは、そのベアを「勝ち取った」(とされる)組合関係者だけだ。そのベアのせいでさらに格差は拡大する。ベアよりも雇用の拡大、非正規の正規化のほうがこの国の喫緊の課題だとしても、経営者はすでにこの国の未来に失望していて、見切りを付けている。トヨタ自動車だって同じで、国内生産分をなんとか確保してメイドインジャパンというブランドを守ることだけに必死だ。世界はいまだにトヨタの車は全てメイドインジャパンと信じている。詐欺みたいなもんだけれど、工業製品はすべて似たようなもんだ。メイドインジャパンを買うことのほうが難しくなっている。バカな経営者と愚かな消費者がそうしてしまったのだからしかたないか。せめてベアのあった企業の社員はキチンとその分を消費に回せ。メイドインジャパンで売っている企業の社員はせめて国産品を高くても買え。それが仁義ってものだ。
そんなことを書くつもりではなくて、4月1日からのタクシー料金の消費増税にともなう料金改定について。
中型車(よくあるクラウンコンフォートが使われているタクシー)の運賃について
()内は今までの運賃 東三河南部交通圏(豊橋市、豊川市、蒲郡市、田原市、新城市{ただし平成17年10月1日に合併された旧南設楽郡鳳来町、作手村の区域を除く。})
*距離制運賃
初乗り:1.5kmまで700円(680円)
加算運賃:その後246m(252m)ごとに80円(同じ)
*時間距離併用制運賃
時速10km以下の運行時間について1分30秒(1分35秒)までごとに80円(同じ)
*時間制運賃
30分までごとに3240円(3150円)
*待料金
1分30秒(1分35秒)までごとに80円(同じ)
*迎車料金
1両ごとに110円(同じ)
*早朝予約料金(4時から8時)
1両ごとに420円(410円)
になります。
まあ、3%ぐらいの値上がりはこれまでのタクシー利用者にとっては痛くもないか。特に飲んだ帰りなんてのは、その飲食代にくらべれば、お姉ちゃんに数万円支払った後の数百円の違いなんておは痛くも痒くもないかなあ、なんて思っている。
増税分、いやそれ以上のサービスもやるはずだし。内容としてこれまでより5%増しの笑顔、とか7%増しの「ありがとうございました」の声とか…。
そういえば去年の10月に同じようなことを書いてたね。
消費増税のタクシー料金
ということだ。
田原駅
田原駅

2件のコメント

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    新田原駅は過剰包装って感じですかね。高級っぽい包装紙で中身は…。それと二階にくつろぎスペースはありますが、狭い急な階段で残念。

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    ん?田原駅?新幹線の駅みたいになっちまって…

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