B1グランプリ終了

たべりんくうポンの使用期間が今日までだった。残っていたクーポンをやっと使えた。そしてやっとB1が終わったと思った。協賛店舗は駈込み需要で売上増だったかもしれない。
ボクはサークルケイサンクスで「子持ちししゃもフライ」「和惣菜盛合せ」「焼おにぎり」「麦とホップ」なんてのを買った。食べながら「このほうがB級グルメだなあ」なんて思った。食べ終わった後で「おでんにしとけば良かったなあ」なんて後悔した。
12月になった。週末は忙しかった。去年は選挙があったせいか、出足も終わりもダラリとしたものだったけれど、今年はなにか違う感じがする。将来への不安が消費欲求を抑制するのか選挙期間中の客足は鈍い。タクシー界隈がそう感じるのだから、上流の飲食店もきっと同じように感じているのだろうと思う。それが昨年の年末だった。今年はその選挙から安定期に入って、アベノミクスなんて甘い言葉がささやかれ、国民全員がそのコトバにうっとりして思考能力もそして財布の紐も緩んでいるのだろう、前年比30%増の忙しさ=30%増のユルサという感じがする。
自動車だけではなくて、その他の製造業でも消費増税前の駆け込み特需が起きているのだろう。その効果が街の賑わいに反映されているのだろう。となるとそのあと、4月が怖い。期間従業員諸兄もそのことはキチンと頭に入れておかないと、また「派遣村」なんてことになりかねない事態が起きる。もうみんな知っているように非正規社員なんてのは「使い捨て」なのだから。まあ、それでもリーマンショックの時と違って春なので、寒くないだけましか。
寒くないのだけれど、あの頃のように「祭り」になることもなく、世間も政府も知らん顔する。期間従業員や派遣、非正規社員なんてのは、もう「特別な存在」ではないからだ。今はすっかり当たり前になっていて、さらに増え続けている。その差別や格差によって残りの大多数の正規といわれる人たちは潤っているのだから、格差の是正とか差別の撤廃なんてことは「人類みな兄弟」とか「戦争のない世界」なんてコトバと同じぐらい美辞麗句となっている。
非正規なんていうアヘン中毒者を増やすことをこの国は選んだってことだ。まあ、数十年後には自然淘汰されて適正な人口にもなるだろうし、中毒になるような劣性遺伝子の駆除もできるのだろうから、この国のためには好ましいことなのだろう。それもまたナショナリズムということだ。国のために死んでくれ。選ばれた人たちのために子孫なんて残すんじゃないぞ。君たちが働けば働くほどこの国は豊かに幸福になってゆき、そして滅びに向かってゆくと言うことだ。
残された道は、年末ジャンボに当たることか。真面目にやって報われることよりも確率は高いと思ったりもする。
まあ、そんなことより、消費社会とは縁を切って、タクシー運転手をしてノンビリ生きるのもそう悪くないと思うのだけれど。このオレのようにさ。さてと、残りのビール(発泡酒か)を飲んで落語でも聞きながら寝るか。
たべりんくうポン
たべりんくうポン。

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