選挙に行かなかった理由

スピッツの「ロビンソン」、もう20年も過ぎたんだね。街の風景は、そんなに変化していないようにも感じるけれど、この国でも、この世界でも、ボクのまわりでも、いろいろなことが起きた。そうして、ボクはずいぶんと違った生き方をしている。違う街に住んでいる。

「新しい季節は なぜかせつない日々で」

今年はずいぶんとへんな天気の日が続く。桜はいつの間にか散ってしまっていて、花びらはもう土に還ってしまっていて、ボクたちはあいかわらず漂い続けている。

さてさて、そんな話ではなくて(そんな話のほうが好きなんだけれど)、日曜日に行われた選挙の話。投票に行った?

ということで微妙なアンケートシリーズ、タクシードライバー10人に聞いた(微妙やなあ)「選挙に行きましたか」
微妙なアンケート「選挙に行きましたか」
1位・・・行かない80%
2位・・・行った20%

選挙に行かなかった8人に聞いた「どうして選挙に行かなかったのですか」
微妙なアンケート「選挙に行かなかった理由」
1位・・・誰がなっても同じ25%
1位・・・どうせ共産党が落選だし25%
1位・・・面倒くさい25%
4位・・・選挙があったことを知らなかった12.5%
4位・・・選挙より仕事12.5%

という結果になりました。

今回の愛知県議会選の投票率は38.50%で過去最低だったそうで、やっぱりみんな「面倒くさくて」「誰がなっても同じ」なんて思っているのだろうね。ボクたちが政治に関心をもてば持つほど「小泉チルドレン」や「民主党政権」なんて政治の失敗を生んだ教訓や学習から、ボクたちにとって選挙がトラウマになって選挙離れに繋がっているのかもしれないね。誰がなっても同じ、というよりも、騒げば騒ぐほど最悪、みたいな感じで。

じゃあ棄権票を投じればいいのだけれど。やっぱり「面倒くさい」という人が、それが62%という数字なんだろうね。

みんなの予想に反して共産党の下奥奈さんが当選したことは良かったと思う。だって「どうせ」なんて選挙に否定的で「誰がなっても」なんて政治に無力感を感じている人の意識を少しでも変えるかもしれなんだし、逆に危機感を持つ人もいるのだろうから。

次の市議会議員選はもう少し盛り上がるかもしれないね。もう少し身近なレベルでの選挙だし。市議選、県議選、という順番のほうが投票率は上がると思うのだけれど。まあ、それでも、「誰がなっても同じ」というよりも「誰がなっても同じだった」という経験が、そうして救い主なんてのは現れないという感覚が、ボクたちを選挙から遠ざけるんだろうね。

政治の季節は、なぜかむなしい日々で
河原の道を選挙カーで 走る君を追いかけた…
…ルララ 宇宙の風に乗る…

スピッツ / ロビンソン – YouTube

微妙なアンケートシリーズ

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