NO WAY!

トランプ氏のトヨタ批評は正しい。

メキシコ工場の建設は、豊田社長の「工場建設をひとたび決めた以上は、雇用と地域への責任がある」という責任論よりも、「アメリカで販売するカローラを人件費の安いメキシコで製造する」という、いつものトヨタ式のコストと利益優先主義からのものだからだ。

豊田社長のその「雇用と地域への責任がある」という発言は「メキシコ政府との約束がある」とも受け取れる。雇用と地域への責任と引換えに、メキシコ政府からずいぶんと優遇があったに違いない。

「NO WAY!(とんでもない!)だって、もう約束したんだから、それに土地だってタダみたいなもんで譲り受けたんだから、今さらなに言い出すんだよ、トランプ」

「日本の雇用と国家への責任」があったなら、この国の非正規問題はこれほど深刻になっていないだろうし、この国の少子化や格差なんてものも、もう少し軽症ですんでいたはずなのだ。主犯格トヨタ自動車。同じ社長の口から「責任」なんて無責任なコトバが出る。

社会的責任なんてものを果たしていない企業が多い。この国の消費者も未熟なものだから、そういった企業の商品を何も考えずに買ってしまう。悪が蔓延る社会。それを見過ごす人々。

人件費の問題を「雇用と地域への責任」の問題にすり替えたりしないで、それならばTOYOTA車はすべてMade in Japanにして、この国の「雇用と地域への責任」、それに「ブランド」への責任をキチンと取るのが正しいのではないかと思うのだが・・・。

トランプ氏、トヨタのメキシコ新工場批判「米に建てろ」:朝日新聞デジタル

ヒラメ
ヒラメのあらは焼いて食べた。

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