身売り
身売り、金に困って身体を売ってしまう、ことが美しく語られることがある。多くは旦那や親の不始末が原因だ。『居酒屋』のジェルヴェールだって男共に原因がある。
落語『文七元結』も人情噺だ、というけれど、お久が父親のために吉原に身売りする。「親孝行の熱病に浮かされて身売りする娘」1 なのだ。
人情噺でも親孝行でもなく、とんでもない話なんですよ。実は。
さて、日記も5日目になった。相変わらず、前日のことを翌朝に記すというスタイルだが、これはこれで正解。というか、己の呟きを記録するのに正誤はないだろうが…。
水汲み
美味しい湧き水があってね、という話ではない。スーパーの「純水」とか「アルカリイオン水」を汲みに行くことも日課になっている。これは一日空けることもある。
水道水が不味い、というわけではない。それに、その「純水」とか「アルカリイオン水」が美味しい、というわけでもない。水汲みでもしなければ、外出をしないからだ。(ああ、隠遁と言いながら、なんという不純さ。)
その水を汲みためにカードを作る、という面倒な作業までした。そうしてボクに外出の機会を与えてくれ、無料の水を飲ませてくれる。(ありがたい)
散歩
夕方には散歩もしている。18時にもなると、外はすっかりと夜で、一日の早さを感じる。(ああ、これも隠遁と言いながら、時間の気配を感じている不純さ。)
というか、旅には足腰の頑強さも必要だからね。と、今日は何をしようか、と、これまた、予定を組むなんて不純な考えを起こしている。)もう己を「身売り」から解放したはずだったのに、そう考えている朝なのだ。
夕食:餃子キムチ鍋、チューハイ
昼食:ちゃんぽん
『嘆きのテレーズ』イヴ・アレグレ監督『美しき小さな浜辺』
そういえば、嘆きの…のホテリエ、ジョルジェット役のマリア・ピア・カジリオは「ウンベルトD.」のマリアで、『パンと恋と夢』を今日は観る予定。
ミシンを借りた。みかんをもらった。よく寝た。