ただ過ぎに過ぐるもの 2015年6月10日 タクシー物語 大きなアジサイの株があった空地は宅地造成されてしまって、今はその位置には若い夫婦が育てているカラフルな花のポットが並んでいる。墓石を掃き清める墓守の若夫婦。そしてその新しい家の瀟洒なタイル模様の壁が地層断面図のように見え[…] 続きを読む
本当の人間 2015年6月8日 タクシー物語 「だからお前らはいつまでたっても発展途上国なんだよ」 何かある度に、ボクは心の中で、その呪いの言葉をささやいた。そしていかにボクが生まれ育った日本が素晴らしいかを考えたし、時として彼らに説いた。 それは、今思えば、とても[…] 続きを読む
As time goes by 2015年6月5日 タクシー物語 「タクシー運転手って集団生活が苦手な人が多いですよね」 なんてことを昨夜Gさんに話した。 「ボクもそうなんですよ」 「そうは見えないけれど」 なんてGさんが言うものだから、少しだけボクの昔のことを話した。本当は、自給自足[…] 続きを読む