月: 2015年6月

つゆのあとさき タクシー物語

つゆのあとさき

お腹が痛くて痛くて…。 トイレで瞑想してました。きっとイカの一夜干しを一杯、生に近い状態で食べたのがイケなかったに違いない。お酒は約一合ほどで、そのほかキュウリとキュウイとワカメとミョウガとタマネギのサラダ…。そのあと、デーツ&イチジクのお菓子…。キュウリとキュウイまで…
McBike よりは 吉牛Bike をキボンヌ タクシー物語

McBike よりは 吉牛Bike をキボンヌ

道路交通法が改正されて、自転車の安全運転に対する意識が高まっている、なんてことはなくて、5月31日以前と同じように道路は、逆行するオジサンに傘差し運転のオバサン、イヤホン高校生に、並列JK…、ここは法治国家かと疑うほどの朝の風景なのだ。 「こら~、違反せずにちゃんと運転…
父の日と戦争 タクシー物語

父の日と戦争

この国は、今のところ平和なんだろうと思う。格差や貧困が問題になったとしても、餓死することもなく強盗や乞食をしなければならない切羽詰った状況になることも少ない。こうして世の中に背を向けたボクでさえ、不幸ではない生活を送っている。 sustainableというコトバを最近よ…
トヨタ役員の麻薬密輸で考えたこと タクシー物語

トヨタ役員の麻薬密輸で考えたこと

「麻薬を輸入したとは思っていません」と言っているらしいのだけれど、「いずれも小包を開けても見えない状態」で「『ネックレス』と輸入申告」したのだから、違法なことをしているという認識はあったのだろう。 警視庁組織犯罪対策5課は18日、米国から麻薬を密輸したとして、麻薬取締法…
洗濯男子(中年) タクシー物語

洗濯男子(中年)

地震、雷、家事オヤジ……。 家政夫になる自信はないのだけれど、炊事洗濯掃除、まあ、そこそこデキル男である。主夫になれる自信はあるのだけれど、もうそれはデキナイように思う。結局「私が食べさせてあげる」なんて女性は現れなかったし、結局独り暮らしの気楽さのほうが、諸々の誘惑よ…
トヨタ総会と新型株発行で考えたこと トヨタ自動車について

トヨタ総会と新型株発行で考えたこと

昔、Gさんのアパートの隣には自称「相場師」を名乗るオジサンが住んでいて、いつも部屋からは短波ラジオの株価実況が聞こえていた。相場師なんて人を初めて見たボクは、オジサンを少し不気味に感じていたし、少しだけ怖かった。博徒とかヤクザみたいなイメイジがその名称にくっついてボクの…
ハラスメント・ハラスメント タクシー物語

ハラスメント・ハラスメント

連合(日本労働組合総連合会)が、先週11日と12日に「女性のための全国一斉労働相談」を行った。「STOPセクハラ・パワハラ・マタハラ」というサブタイトルが付けれれていた。ハラスメントが問題視されるようになって、「あ、それってダメなんだ」なんて気づかされた人も多いのだろう…
梅雨界隈 タクシー物語

梅雨界隈

まったく。 雨が降りそうだったので、急いでスーパーに買い物に行った。ボクと同じ、そんな思いの老人たちや自転車買物ニストの主婦たちで店内は賑わっていた。特にチラシが入っているわけでもない木曜日の朝、スーパーに急いで行くよりも、パチンコ屋に行くほうが、健全なのかもしれないと…
ただ過ぎに過ぐるもの タクシー物語

ただ過ぎに過ぐるもの

大きなアジサイの株があった空地は宅地造成されてしまって、今はその位置には若い夫婦が育てているカラフルな花のポットが並んでいる。墓石を掃き清める墓守の若夫婦。そしてその新しい家の瀟洒なタイル模様の壁が地層断面図のように見える午後三時にサイダーの雨がそこにもここにも降る。 …
本当の人間 タクシー物語

本当の人間

「だからお前らはいつまでたっても発展途上国なんだよ」 何かある度に、ボクは心の中で、その呪いの言葉をささやいた。そしていかにボクが生まれ育った日本が素晴らしいかを考えたし、時として彼らに説いた。 それは、今思えば、とても傲慢だったように思う。彼らには彼らなりの文化や風土…