愛知の女は一本勝負なのだ

谷本歩実選手、ああ、この人は良いですね。
安城市の出身だそうですね。格闘家、というか柔道家という雰囲気がありますよね。

谷本「金」、連覇達成! 日本3個目
「一本柔道をずっと教えてもらってきた。それを貫いた。これから柔道をする子供たちに、もっともっと一本を取る柔道をしてもらいたかった」と語った。

「一本を取る」という他にどんなスタイルが柔道にあるのだろうか、と、NHKに出演していた谷本選手のインタビューを見ながら考えていたのです。
ボクのような柔道は高校の体育の時間に少し、なんてレベルの人だと、柔道というのは一本を取りに行く競技、あるいは「道」だと思うでしょうね。他になにかあるのかと…。剣道でも空手でも、あるいは将棋でも囲碁でも…。
最近の柔道は、谷本選手が熱く語らなければならないほど、その「一本勝ち」の柔道ではなくなっていたのでしょうね。誰とは言いませんが、そう言えば、そんな試合ばかりだったような。今日の、このコメントで納得しました。
柔道界はやはり「勝つ」ために何かを捨ててきたのだと。
それが例えば谷選手の言った「最高でも金、最低でも金」ということと、どうもシンクロしてくるのです。勝つためのリスクをなくす、ということなのでしょうね。そしてポイント勝ちする。そういう柔道を日本はやってきたのでしょう。勝つために。
「一本柔道」と谷本選手が言わなければならない事態というのが、尋常ではないように思います。一本柔道、じゃないとすると、この国で行われている柔道は……
やっぱり二本柔道なんだろうと、ちょっと考えたりして。
というか、こんなこと言って協会に怒られないのかね、なんて思ったり、それを敢えて言う谷本選手は、すごいなあ、なんて感動したりしています。やっぱり言わないとね、おかしいことはおかしいってさ。
ああ、そう言えば、レスリングの伊調姉妹とか吉田選手も愛知県出身だったっけ。あの人たちも一本勝ち、というかフォール勝ちにいくね。
金は取りに行かなくてもいいから、一本を取りにいってもらいたい、なんて思っているんだけれど、ま、とにかく、愛知の女は一本勝負なのだ。

2件のコメント

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    XFERさん、こんにちは。
    愛を知る、ですね。
    日本は日本の美意識で常にやってもらいたいもんだと思ったりしています。
    今は九州の女たちの試合をやってます。バトミントンですけれど。

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    愛を知る、愛知県の女。なんだか素敵♪
    現在、国際柔道連盟の中に日本人はいません。
    どんどん、国際化していくんでしょうねえ・・

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