カレーライス
恋なのか欲なのか分からない14時あたりの街は
お昼に食べたカレーライスの匂いがする
共感がまたひとつ街の一角から姿を消す
あの寂れた朽ちかけた腐敗臭をも漂わせていた屋台のおでん屋
そこにたむろしていた大人たちの多くは
さらに窮屈な墓石のあの部分でもう綺麗さっぱりの白骨となってしまった
そういった人々が消えてしまった夏の14時あたりの街は
何かによって穢されてしまっては廃墟のような輝きを放つ
夕立ちでも激しく降れば
その淫靡な輝きも少しは抑えられるのかもしれないのに
……。
クジラの缶詰のカレーライスにはたっぷりの片栗粉
そして父はかならずソースをかけた
同じ匂いがした
隣のカレーライスもその隣のカレーライスもそして街中が
カレーライスが純粋なものだった頃
クジラ缶がまだ純潔だった頃
ボクの知っているオリンピックゲームはまだ純然だった
お見舞いには卵がワンパック
結婚式は近くの公民館で
棟上げがあれば手伝いにいく
通夜には砂糖が2キロ
収穫時には休校になって
一美ちゃんは知恵遅れの一歳年上でボクの同級生だった
豚舎のオジサンは毎日残飯を集めに来ていた
風呂のない家の人たちは風呂もらいに来ていた
こうぼう様はどこか知らぬ街から曾祖父についてきた
人がまだ無垢だった頃
人情がまだ純良だった頃
ボクが見たオリンピックゲームはまだ純然だった
もうボクたちはかなりのことを捨て去ってしまっていて
実は同じものを見ていたとしても
それも同じ時期に見ていたとしても
かなり違ったものに見えている
そういうことなのだろうと思う
もうその位置にあっては取り返しもつかなければ
引き返すことも出来ない位置にあると思う
もうボクたちが取り返すことは不可能のように思う
街角からまたひとつ思い出が消えるたびに
それはさらに確実なものとなるように思うのだよ
優木まおみ エロいフォトギャラリー
優木まおみ(ゆうき まおみ、1980年3月2日 – )は、日本の女性マルチタレント。生島企画室所属。ハーモニープロモーション業務提携。
まことさん、こんばんは。
そうですね、シンプルな競技のほうがいいですね。マラソンとかも、あれはどんだけ我慢できるか、なんてこともあるのかなあ。
体操とかは随分と技が複雑高度になっていて、それはそれでスゴイと思ったりもします。
九州へお出でだったんですね。
8月3日だったのですよね。
お盆過ぎると、風が少し違っていたのですが、最近は9月とか10月になっても似たような感じもして。で、いきなり冬、というような四季、じゃなくて三季ぐらいな感じもしたり…。
感傷にしたるわけじゃありませんが
自分が年取ったせいか
何かが違って見えます
選手が一生懸命なのは昔も今も同じですが
あまりにもかけ離れてしまったのかなって思います
陸上はやはりオリンピックのメインですから最後のほうですね
人より早ければ、高ければ勝ち
シンプルでいいです。。。
考え中さん、お久しぶりです。
なんというか、そういった風流さや引き際の悪さみたいな、日本人の美意識にそぐわない事が多すぎて。
金で買えないものはない、なんて言った堀なんとかは、随分と責められたのですが、こんな場合はいいのかなあ、なんて思ったり。
学校の先生も金でなれるんだから、オリンピックの出場だってなんだって、金で買える、と、国民みんなが思えばいいだけのことなんですけれど。
ま、オリンピックらしい競技は、やっぱり陸上とかマラソンだけのようにも思います。ま、アフリカびいきですから・・・。
やっぱり不可能なのかなぁ。
今年の夏は、入所費用に3000万だとか言う老人ホームから
音楽が聞こえて来た。
煩いだけのおいでんテーマ曲より、橋幸雄の炭坑節の方が
何百倍も風流でしっくりくるのだけど。
オリンピックもF1も、もうしらけちゃって冷めた目で見ている。
次の回に出ればいいなんて、平気で言えちゃうんだ。
なら、負けた谷が次の回に勝って出ればいいじゃないか。
最高でも金、最低でも金、アノ時点でヨタと同化してしまったんだ。
そのヨタも、全盛期のGMが言っていた様に。
「我が社の繁栄が国益」と思い込んでいる。
未だ若いのだからって年寄りの奢りや甘えが、ロストジェネレーション
を引き起こしたのに。
北島の言ってた、水着ではなく選手を見てくれって言葉が刺さる。
やっぱり不可能かもね。