ねこタクシー
ドラマ「ねこタクシー」を観てタクシー運転手になった人もいると思う。きっと。
デニーロの「タクシードライバー」を観て、という人はあまりいないにしても。
日本一人付き合いが苦手なタクシー運転手と、「御子神さん（みこがみ）」という名のふてぶてしい野良猫が「ねこカフェ」ならぬ「ねこタクシー」を開業するストーリー。
ねこタクシーのふたり
「人付き合いが苦手」そのせいか営業収入も最下位の間瀬垣勤40歳、そして成績トップの沼尻崇。彼はドラマの中だけではなくて、どこのタクシー会社にもいるパターンだと思う。もちろんボクが勤める会社にも間瀬垣も沼尻もいる。収入差は3倍。
間瀬垣の営業方法はというと、病院や駅のタクシー乗場で順番に乗り込んでくる人だけを乗せる。無線も取らないのだけれど、休憩時間はたっぷりと取る。定時出勤の定時前入庫というタイプの運転手。
一方、沼尻はというと、どこでも、それがルール違反の待機場所であろうとお客様を乗せる。お客様によっては迎車料金を取らない、なんて方法で常連客を取り込んでいる。運転が荒い代わりに到着が早い。1回でも多く営業をやろうとするタイプの運転手。
不安と憂鬱
この両極端の運転手タイプの間に全ての運転手が分類される。間に、というか、どちらかというと間瀬垣側にいる人が多い。日本一ではなくても、たぶん愛知一とか豊橋一なんて人付き合いが苦手な人もいるだろうし、中年の域にあっては「不安と憂鬱」を抱えている人も多い。ボクもそのひとりだろうし。
いや「不安と憂鬱」を抱えてタクシー運転手になった人がほとんどなのだ。「希望と爽快」という気持ちで選択した人はいないと思う。新人と言っても、ほとんどは中高年で、転職しての入社なのだから、不安や憂鬱という精神状態は当然のように思う。最後の選択だったかもしれないし。
それでも沼尻タイプの人は「不安と憂鬱」を抱えていたとしても、それ以上の「守らなければならないもの」を抱えていたりして、それが「タクシー運転手で稼いでやる」ということになるのだろうと思う。
御子神さん
御子神さんは人付き合いが苦手な人のコミュニケーションツールとしての存在、それもあるのだけれど、「えさ代」という「守らなければならないもの」の具現されたものなのだろうと思う。
家族だったり恋人だったり、あるいは自分だったり、その存在こそががんばろうという希望になるのだろう。沼尻の場合は重病の子供がいて、それがルールを破ってまでも、ということになったのだろうし。
タクシー運転手は、なにか不良のような印象を持つ人が多いらしい。それが応募を躊躇する原因だったりすることもあるようだ。でも、ほとんどは一度挫折して「不安と憂鬱」の中にある人たちばかりで、実際は人の痛みを十分分かっている人たちなのだ。（中には違う人もいるだろうけれど）
だから怖がらなくても…。それに「ねこタクシー」だけではなくて、なにか違う方法で営業することも可能だし、そういう意味では面白い職業だとも思うのだけれど…。「エロタクシー」はダメだろうけれど……。
ということでタクシー運転手大募集なのだ。
kixxto.com
智太郎さん、こんにちは。
どんな猫顔がもてるのか、なんて思っています。人間のように流行り廃りみたいなものがあるのかなあ、とか…。
子供の頃は猫も犬も飼っていたのですが、きっともう買うことはないかなあ。アパートですし…。
ありがとうございます。
つい最近から賃貸住宅に住む我が家に早朝から野良猫が騒ぎ出し困ってた所、猫好きの嫁が可愛がっちゃってね？その猫ってのも捨て猫らしく野良猫から地域猫として近所の皆を癒してくれてます。いつもの"おもしろ写真"では「豆柴写真」「野良猫にエサをあげる嫁の写真」「オシッコがもれそうな猫写真」「イチロー選手の”テンションが下がった”写真」「地域猫として近所の子供達も可愛がってる写真」です。自分としては、いずれ「豆柴」（小型犬の柴犬）を飼う予定です。今回来た野良猫を嫁が言うには美人顔の猫：美猫と言ってますが、はたしてそうなのでしょうか？知ってたら教えていただけますでしょうか？よかったら遊びに来て下さい。<m(__)m> (^_-)-☆ トラックバックをさせて戴きたく思っております。<m(__)m>
赤影さん、こんばんは。
ああ、そうですか、外観のですね。
ありがとうございます。そうですね、派遣とか期間工は、漂流者のようでもありますね。ま、そんな関係の希薄性みたいなものが好きだという人も多いのですが。
昔は、無口だとか暗さとかを隠すような生き方をしてみたりもしたのですが、今は、それが自分なのだから仕方ないと開き直っているかなあ…。
えっと、またコメントして下さい。では。
あーえっと、田原笠山さん初めまして。ご挨拶もしなく飛び込みましてスミマセン。まっ猫の外観の改造バスですねトトロからイメージされてるそうです。娘が言ってました。笠山さんのブログは四国巡礼から読ませて頂きましてもの哀しい表現が忘れられずグイグイのめり込みました。期間工ブログもそうで、この世界も独特のものがありますねぇ私が知らない世界でしたから…昔の同僚が派遣工の頃の話をしてくれた事がありましたけどまるで表流者みたいだったと言ってたのが忘れられません。
赤影さん、こんばんは。
えっとそれは、猫が乗っているのでしょうか？それとも猫の形とか猫の絵が描いていて、ドアが開くと「ニャー」と鳴くバスなのかなあ、なんて考えていますけれど？
きっと猫が乗っているのでしょうね。
そういえば「となりのトトロ」には猫バスが登場するんだとか…。
ねこバス ウチの街にあります 幼稚園の送迎 バスですか 乗下車中は ニャーニャー無いてますちっちゃな子供達がかわいく嬉そうに手を振って又ね～って、てか次の日また会えるのに癒される光景で暫く微笑んで見てました。
＞いまだ無職の元期間工さんへ
ども。
ああ、なるほど。これは目立っていいですね。
ま、お客様との会話にはきっかけが必要ですもんね。何もないところから会話するのって、けっこう大変ですし。
と言っても、話さなければいけないということもないのですが。ボク個人的には無口な運転手さんのほうが良いですけれど。
＞渡久米さんへ
ども。
そうですね。職業訓練ってのは、失業者の心のケアをする時間だったりするのかもしれないですね。
職業訓練自体、かなり職種が限定されているし。この前話したように、初めに就職があって、そこから訓練期間、なんてのが良いようにも思います。
年配の方はとくに「仕方なく」という人が多いでしょうしね。
これも前話したけれど、徴兵制のように介護を２年間義務付ける、なんてことや、自衛隊のような特別国家公務員として身分も保証されると良いのかもしれないとも思います。
こんばんは。
職業訓練で介護コースを受講していた人たちも同じだと思います。
年齢的に、もう介護ぐらいしか雇ってもらえそうにない、とか、前職をリストラされてしまったので、とか。
夢と希望を持って介護業界に転職してゆく人なんて、どれだけいるのでしょうか。
仕方なく介護、泣く泣く介護、という人の方が多いと思います。
介護は人をケアする仕事であり、ケアが必要な高齢者は増えてゆく一方ですが、まず、介護業界に転職しようとする人たちの心のケアの方が先だと思います。
夏ごろ「探偵ナイトスクープ！」で、福岡で営業しているリアル猫タクシーの事をやっていたのを思い出しました。
とはいいましても実際に猫が乗っているわけではないのですがね＾＾；
こんな感じだそうです
http://blogs.yahoo.co.jp/siniti71/203736.html
http://plaza.rakuten.co.jp/zuruzurubettan/diary/200906190000/