片山さつきさんが来たよ

選挙だ。と言っても、なんだか静かだ。こんなものだったかなあ、なんて思い出しているのだけれど、参議院選はやっぱりこんなものなのかもしれない。終盤になればうぐいす嬢たちの声も嗄れ、中には涙声の人もいて、もう名前しか連呼しないような、あの「なにがなんでも感」になるのかもしれない。
選挙と言っても、イマイチのようにも感じる。と感じていた人も「消費税10%」という声を聞いたとたん、目がさめたのかもしれない。やっぱり選挙には何か投票行動の指標みたいなものが必要なのだろう。例えばあの「郵政民営化」や「政権交代」のような。そして投票率が上がらないことには民主党も新興勢力も得票数が上がらないと思う。
とにかく選挙なのだ。
静かだと言っても豊橋市内、中心部である駅周辺は少し賑やかだ。駅前では連日有名著名人がやってきて「どうぞよろしく」と演説をしたり顔見せをしたりしてる。
駅のタクシープールにいると、そういった有名著名人の演説を聴かされるはめになる。いや、拝聴する機会に与る。仮眠を取っている寝不足のドライバーにとってはありがた迷惑なのかもしれないけれど、選挙なのでしかたない。イライラしながら車の窓を閉め切ったとしてもうるさいものはうるさい。そして中には「テメエおぼえてやがれ、テメエには一票たりともいれないからな!」なんて子々孫々その「テメエ」には入れないという決意をするドライバーもいたり…。
28日には片山さつきさんが豊橋に来た。ご本人が車の上に上がっての演説をした。数人のドライバーは近くまで行って聞いていたようだけれど、多くは車の中にいていつものように順番の来るのを待っていたようだった。
片山さつきさんでもドライバーを動かすことは出来ないということなのだろう。中には批判的なひともいて「静岡のくせに」なんて声も聞こえた。そして「うるせ~なあ」という声も…。
ボクはというと、ま、せっかくなので拝顔だけして少し拝聴した。ついでに手も振らせていただいた。自民党が、とか、片山さつきさんが、とかというよりも、それが選挙の時の儀礼だと思うからだ。とにかく選挙の時はこちらも気を使う。
昨日は庄野真代さんが来た。と言っても彼女は演説することなくサッサと立ち去った。それからどこに行ったのかはしらないけれど、結局うぐいす嬢が「庄野真代でございます。助手席は本人でございます。あの飛んでイスタンブールの庄野真代本人が座っています」なんてワケの分からないことを言っていた。
ご本人が何か言うのかと思ったのだけれど、やっぱりそのあたりはプロなので「タダでは聞かせないよ」ということなのだろうか、なんて考えた。そう考えたので、こっちだって「ふん、外にも出てやらないよ」と高飛車比べをした…。(なんて言うと怒られる)
で、夜は自民党の街宣車がやって来た。「柔ちゃん、谷亮子さんに何が出来ますか」なんてことを言っていた。ま、それを言ったら自民だって、なんてことを思ったのだけれど…。
選挙もきっと経済効果がかなりあるのだろう。きっとタクシー業界にとってもあるのだろう。あの駅前であのタクシープールの前で演説するのならば、せめてタクシー業界の明るい未来について語る人がいないものかと思うのだけれど、どうもその気配もしない。片山さつきさんの時も、庄野真代さんの時も、自民党の街宣車の時も、聴衆の大部分はタクシードライバーだったのに、そのあたりを考える人はいない。
「高速道路無料化と言いますが、それでタクシー業界が潤いますか?」とか「消費税10%、そうしたらタクシー運転手の生活が楽になりますか」とか「病院に行く人のタクシー料金に健康保険を適応して3割で乗れるようにしたら営業収入が増えませんか」なんて説いてくれると、集会状態になってアンコールまで言い出すかもしれないのに…。
そのあたりの空気を読めない人にボクたちの苦悩が理解出きるのだろうか、なんて思ってしまうのだけれど…。
7月11日が投票日。誰に入れようかなあ…。とにかく選挙なのだ。
豊橋駅前で演説する片山さつきさん
ピンクにハートのマーク、それにご本人もとてもチャーミングな片山さつきさんでした

成長戦略が必要なのも、日本が国際経済社会の1部リーグに残るためのものなのです。
日本、待ったなし!だから「この夏は、やわらちゃんより、さつきちゃん」なのです!
片山さつき Official Blog : 人民元変動化?で、ぬか喜びは禁物!鎖国妄想から自立しよう!

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