豊橋カレーうどん食べた?

「愛知県はうずら卵の生産では全国シェアの約70%を占め、さらに豊橋地域は、県全体の約80%を占めて全国一の産地を形成しています」と豊橋養鶉農業協同組合のサイトで紹介されているように、豊橋がうずらの産地だということは知っていた。「秘密のけんみんショー」でもうずらの皮剥き器が紹介されていた。
「とろろ」はどうなんだろう?とろろも一大産地なのだろうか?
だって「むぎとろ」さんとか「とろそば」さんなんて屋号のお店もあるし、名物の田楽には麦ご飯ととろろが付いていると相場が決まっているようだし…。そういえばスーパーには山芋が多いような気がする。豊橋市民はとろろ好き?毎朝とろろを食べるとか?
うどん屋さんも多い。勢川や東京庵が豊橋市内に何店舗あるんだ、というぐらいある。松葉はうどん屋の町と言えないこともないように多い。四国の高松市内よりは多いのではないかと思ったりしている。
うどん、とろろ、うずら、これが豊橋の名物で、それが合体したのが豊橋カレーうどんになったのだろうと思う。きっと。
うずらが名物で、それを使った料理を開発した、なんてことだと「うずら丼」とか「うずらの親子丼」「うずらステーキ」「うずら饅頭」「うずらロール」なんてことになったのだろう。
またとろろだけだと「とろろ丼」とか「とろろ飴」とか「とろろ饅頭」なんてことになったのだろう。うどんだと「うどん丼」なんてのはないだろうし「うどん饅頭」もきっとないだろうし「うどんステーキ」はもっとないだろうし…、うどんはうどんだろうし…。
商品化しやすいうずらが新たな豊橋名物として考案され、そしてPRして売り出すとなると「なんだなんだ、うずらだけ」と他業種の人たちが黙ってはいないから…。いや、結局やっぱり一度で豊橋名物を堪能してもらうために、この方法がベスト、ベストウェイだったのだろう。どうだろう?
で、先日の夜、お客様と「豊橋カレーうどん」の話で盛り上がった。そのお客様はすでに試食なさったそうで「けっこういけますよ」とか「運転手さんもぜひ食べてくださいね」なんておっしゃっていたのだけれど、ボクはどうも半信半疑で「けっこういけますよ」というのは「(美味しくないと思っていた想像よりも)けっこういけますよ」とか「(まさかと思ったけれど)けっこういけますよ」という相対的な意見に違いないと思っている。
それとか、きっとそのお客様は市役所か観光関係の人で、もうなにがなんでも「けっこういけますよ」な人なのかもしれないと思っている。「豊橋カレーうどん大使」だったのかもしれない…。あるいはうどん屋さんだったのかも…。
なんて半信半疑というか疑心暗鬼で、「ぜひ食べてくださいね」と言われて「はい必ず食べてみます」なんて言ったくせに食べていない。いろいろ考えていると、人の心なんてどんどんマイナス思考になってしまう。考えれば考えるほど不安になるのが人なのだ。「案ずるより生むが易し」。
でもカレーにとろろ…。カレーに納豆、カレーにオクラはあるから、ネバネバはそれほど突飛なアイデアではないかもしれない…。カレーほど寛大な食べ物はないのだけれど…。カレーほど包容力のある食べ物はないのだけれど…。カレーにとろろ…。
でもでも、いくらなんでも強引ではないかと思っている。強引ついでに豊橋名物「鰻」とか「チクワ」なんても入れればよかったのに、なんて思っている。キャベツはどうした、なんて思っている。ついでに自動車は、手筒花火は…。
きっと、明日、食べに行くと思う。「案ずるより生むが易し」。「塞翁が馬」。「万事休す」。……。
豊橋カレーうどん
豊橋観光コンベンション協会:豊橋カレーうどん特集ページ1

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