WiMAXビュンビュンうまか棒

「運転手さん、次の交差点を右」
なんてスマホを見ながら道案内をされるお客様が増えた。道案内をしてくれる人はいいのだけれど、ナビと違うルートで走ると「ええ~」なんて言う人もいてやりにくい。ナビアプリで表示されるルートが遠回りの場合もあるのだけれど(専用のナビよりはルート選択が甘い)運転手よりそういったデジタルディバイスのほうを信用する人もいる。というか、運転手が信用されていないということなのかもしれないのだが…。
料金検索アプリなんてのもあって(例えば「全国タクシー配車」とか「タクちゃう」)それよりも高いと、これまた「ええ~」なんてハイトーンで驚かれるお客様もいる。
やりにくい世の中になったもんだ…。なんてボクのような新米が言うのもなんなんだけれど……。
ぬるさ、とか、ゆるさ、なんてものがなくなりつつあるように感じる。個体差みたいなものが排除される傾向にある。
「運転手さん、機械なんてのはいい加減なもんですね」なんてスマホのほうが違っているという思考ができないものかと思うのだけれど、こんなことを書いているボクだってどっちかというと、それに歴史的背景を鑑みたりして、スマホのほうを信じたりするのだけれど。
お客様のデジタル武装が進んでいるのだけれど、タクシー運転手のそれが一向に進まない。車載のナビを使いえない人もいたりして、その格差は拡大の一途…。これって、他の業界だとかなりおかしな関係になる。お客様のほうがその道に詳しいのだから、例えば飲食店なんかだと調理方法をお客様が指示しているようなものだし、建築関係だとしたら設計から施工までお客様がやっているようなものだろうし…。
まあ、そんなものか。今後はナビで出たルートと金額で定額運行するようになるのかもしれないし、そのほうが運転手への負担が少ないと思う。タブレットがメニュー表となって、行先を入力すると道順と金額が表示され、「こちらでよろしいですか?」「はい、それでお願いします」なんてやり取りだけで運行する。
それだと「停まる直前にメーターが上がった」とか「遠回りした」なんてトラブルも起きないだろうし。タクシーに乗った時点でお客様のスマホを読み取って目的地リストなんてのが出たりすると、もう少し簡単になるだろうし。まあ、世の中、そういった流れの中にあって、スマホを信仰するというよりも、言葉よりもコトバなんていう感じのデジタル化されたものとの関係性のほうを好む傾向にあるのだろうし…。
タクシーの車内もそのうち戦闘機のコックピットみたいに装備されるのかもしれないね。別にそういったものがなくても仕事はできるのだけれど、なぜかそういうものが必要になってきていて、それは誰が必要とし要求したのか、なんて考えると、卵と鶏それに神みたいなことになってくるのだろうけれど…。
明日は雪かなあ…。
WiMAXビュンビュンうまか棒

1件のコメント

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    自分もタクシーではありませんが仕事でよく運転します。車はフルタイム4WDで、タイヤも雪対応可能。それで他の季節もやってるんですが雪だからって休めないし、そんな時に限ってタクシーもつかまらないし、仕方ない。雪の日はタクシーの書き入れ時ですね(豊橋方面では積もるほどは降らないかもしれませんが)。ご健闘をお祈りします。

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