Dance Like Nobody’s Watchingを聴きながら

昨日の湯豆腐の残りにうどんを入れて食べた。
それが正当な値段なのか分からないのだけれど、ひと袋28円。もやし38円。卵は10個入りで160円ほど・・・。

それから街を少し歩いた。

黄金色の街路樹の代わりにイルミネーションがあくまでも冷酷な光を放っている。それがシアワセの正体だったりする。

行き場をなくした夜とその残滓がコンビニの前にうずくまっている。それもシアワセの正体だったりする。

ボクはイヤフォンでしっかりと耳を塞ぎまだ残っているはずの秋を探していた。

あった。あった。やっぱりまだ残っていた。なんて小躍りしながらそのイチョウ並木の中にいた。

それも人工的に植林されたものだとしても妙な光よりは美しい、はずだ。ボクが間違っていなければ、きっと。

このイチョウ並木の中にテントを張って寝てみたいものだと思った。テントに落ちる葉音を聞きながら熱燗でいっぱい、なんてきっと気持ち良いに決まっている、そう思った。忘年会もこんなシチュエーションですれば良いのにと思った。

しばらく写真を撮ってから、そうしてアパートに戻ってきた。夜仕事なので眠らなければならない。「あ~あ、面倒くさいなあ」なんて思っている。その間中Dance Like Nobody’s Watchingが繰り返し繰り返し流れている。

豊橋公園のイチョウ並木
豊橋公園、東三河県庁前のイチョウ並木。

Donavon Frankenreiter – Dance Like Nobody’s Watching – YouTube

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