面検
2006年3月20日
面検と言う作業工程があります。とても厳しい作業で、中には腱鞘炎になる人もいます。単純で、なおかつ、きつい。同じ動作の繰り返し…。
田原工場では高級車レクサスブランドを生産しています。GSは1993年からトヨタ・アリストのレスサス版として田原で生産が始まりました。
GSというのはグランドセダンの頭文字だそうで、430、350そして先週から450hが発売されました。GS450hはハイブリッド車で末尾の「h」は、それを表すそうです。
面検(自動車車体の表面検査)
ロボットがつくっている、自動化されている、そう思われがちな自動車製造工場です。しかし、人による作業も多いのです。それも単純な作業です。ロボットがやればいいのに、なんて思ったりもします。
面検もそんな作業です。面チェックとか面検査とも言われるそうなんですが、車の表面になるプレス品を凸凹はないか、傷はないか、歪はないか検査します。
どのようにするかというと、目の細かい砥石で表面を研ぐと凸があると浮かんできます。凹は浮かぶのとは逆でその部分だけ砥石がかかりません。歪は砥石で研いだ線が曲がって見えます。
この作業もひとつの部位(例えばドア一枚)に対して、ひとつの工程で最低でも一回はします。
ですからドア一枚にしても、完成車として世に出るまでに何人もの人が検査しています。何人ではなくて何十人かもしれません。それほどボディ表面の品質ひとつにこだわっているのでしょう。
しかし一日何百枚もの面検査をするとなると、手も痺れてくるだろうし、目も腕も首も疲れてしまうのでしょうね。
でもそれがトヨタの品質につながっているのですから、そう考えると、とても大切な作業のようにも思えてきます。ま、全ての作業が全て大切なのですが…。
トヨタの品質トヨタの品質について考えてみました。 WBCは日本が初代チャンピオンになり幕を閉じました。いろいろと問題が取りざたされました。例えば、組合せや審判がほとんどアメリカ人という…
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田原新橋から汐川