松山市へ(32日目の1) 2008年11月19日 四国遍路 夜中に舞っていた雪はそれほど積ってはいなかったけれど、風景をところどころ染め抜いたモノトーンの寂寞とした絵にしていた。その感じが寒さを感じさせた。車は普通どおりに走っていた。人々は自然よりも早く冬支度をしていたのだろうと[…] 続きを読む
雪の久万でまた野宿(31日目の3) 2008年11月18日 四国遍路 その夜は久万高原に雪が降った。 久万高原の絡みつくような闇を抜けて古岩屋荘のフロントにたどり着いた時には「部屋は空いてますか」と言いそうになった。暖かい食べ物と暖かい布団で眠りたいと思っていた。なにがその欲望を押し止めた[…] 続きを読む
銀杏ちりしく(31日目の2) 2008年11月18日 四国遍路 「銀杏ちりしく」44番札所大宝寺に14時10分到着。黄色い海、銀杏の葉が敷き詰められていた。檀家さんだろう女性ふたり、その海を櫓を漕ぐように箒を左右に動かし前へと進んでいた。確かに海のようだった。内子からの山の旅がそう思[…] 続きを読む
鴇田峠遍路道(31日目の1) 2008年11月18日 四国遍路 鴇田峠遍路道「ひわだ」と読む。43番明石寺から44番札所大宝寺への遍路道のひとつ。ここも遍路ころがし、標高も高くなる山間の厳しい道だった。 内子町大瀬、川口橋バス停。5時30分に目がさめる。そして、準備をしていると朝の放[…] 続きを読む
バス停の一夜(30日目の3) 2008年11月17日 四国遍路 弘法大師が一夜を過ごした十夜ヶ橋を13時に出発したボクは13時30分に「とんからかん」に着いた。そこでコーヒーを飲んで休憩。13時40分出発。JR内子線いかざき駅手前を遍路道に入る。風景が一変する。ぐいっと強引に過去へ連[…] 続きを読む
十夜ヶ橋(30日目の2) 2008年11月17日 四国遍路 大洲市街地には11時過ぎに入った。雨は止んでいた。青空も少し見えていた。 ダイソーに寄った。膝サポートが欲しかったのだ。痛いほうだけではなくて、右側にも着けていないとバランスが悪いように感じて一枚買った。身体を拭くシート[…] 続きを読む
30日目 鳥坂峠(30日目の1) 2008年11月17日 四国遍路 30日目、ひと月が過ぎた。季節は秋から冬へを移ろうとしていた。晩秋というよりも、初冬という感じの朝夕だった。 5時30分起床。少しボーっとして、6時に寝袋から出る。準備、そうしていると、自転車の男も起きた。「おはようござ[…] 続きを読む
東洋軒宇和店 33日で一周した遍路の話(29日目の4) 2008年11月16日 四国遍路 17時少し前に西予市役所そばの郵便局に着いた。間に合った。途中卯之町の町並みをゆっくり見ることもなく、走るように通り過ぎた。走り遍路…。 それから国道56号線を北上、17時30分東洋軒宇和店駐車場にあるへんろ小屋宇和に着[…] 続きを読む