夏と呼んでいた夏、夏だトリスだハイボール

ボクたちが夏と呼んでいた夏はもうどこにもないのかと思っていたら、朝、ゴミ集積場へ向かう道に、セミの抜け殻のような生活の澱の上に、なにもかもを熔かして依然貪欲な夏が光っていた。

血の滴るようなスイカ。なんて思ったところで、スイカを買うのをあきらめたのは昨日のスーパーでのこと。16分の1ほどの大きさで398円は高いのか安いのか・・・。スイカをあきらめたボクはキュウリをたくさん買い込んだ。そして、一本はぬか漬けにして、一本は酢の物にした。残りを冷蔵庫にキチンとならべて、スイカへの郷愁を振り払った。

もうしばらくすれば、朝には子供の声が街にあふれる。ボクたちは取り残された孤児のように、その夏とは無関係な(春とか秋とか冬なんてものにも無関係なのだが)時間を、今朝と同じように、ただ集積場へ向かうためだけに、生き延びる。

ボクたちが夏と呼んでいた夏

不規則な生活をしていると、なにもかもが面倒くさくなってくる。

時間とか季節の感覚をなくしてしまう。

喜びとか哀しみ感情が希薄になる。

目標とか目的とか時系列に物事を考えられなくなる。

どんな季節もどんな日もどんな時間も晴酔雨酔・・・。

密閉された部屋は世界と隔離されている。

そのゴミ集積場で見ず知らずのお姉さんが「おはようございます、暑いですね」と言った。不意を突かれてボクは会釈しかできなかったのだけれど、きっと誰かと間違ったのだろうと、その近くの一軒家の旦那と間違えたのだろうと、そう思ったら、安心した。

そんな夏の始まり・・・。

吉高 トリス ボクたちが夏と呼んでいた夏

吉高さんが「おうちがいいね」なんて言うもんだから
トリス サントリー

太郎でトリス
トリスハイボールを飲んだ。

中央フリーウェイ あの頃の夏「中央フリーウェイ」という歌は、あれは車の中で聴くように作られたに決まっている。そして、あの頃、ボクたちの若い頃と言ったら、車は必需品だった。そんな話をした。 「昨日はクル…
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中央フリーウェイ あの頃の夏

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