善住禅寺のコバノミツバツツジ

GWが始まった。
今日から来月の8日までという企業も多いようで、GWSというのが正確な表現なようでもある。
帰省ラッシュが始まった。
新入社員のみなさんにとっては少し早い藪入り。だとしてもずいぶん懐かしい故郷の風景だったり空気だったりするのだろうね。
街は静かで、それは「気のせい」なんてことではなくて、駅前や広小路なんていう繁華街の人の少なさで実感できるほどの静けさで、まるで深夜2時あたりの街の雰囲気が、21時ごろするのだから、よっぽどの静けさのようでもあるのだけれど…。
吉田大橋の河川敷にテントが一張。自転車が傍にあって、きっと旅人が野宿しているのだろう。少しうらやましく思う。四国を旅している頃を懐かしんでみたり。国道沿いの橋の下では、たぶん、うるさくて熟睡も出来ないかもしれないのに、だけれど、森の中の静寂よりは、国道直下の橋の下の喧騒のほうが、安心できるのだろうことは、野宿をしたことのある人にとっては分かる話なんだ。
もう随分、旅にも出ていない。故郷に帰るなんてことも、今は考えられないでいる。忙しい、ということではなくて、休む理由がない、ということだけで、タクシー運転手なんて暇だらけみたいなもんだけれど、まとめて休暇なんて取れないし、まして連休なんてこともない。そんなことを考えていると、無性に懐かしさが込み上げてくる。
そう言えば久しぶりに海を見に行った。
善住寺にも行った。満開を過ぎたコバノミツバツツジの花は、散ってもなお地面の上で、なんというか、気丈にも、というか、そんな感じで咲いていた。
今夜はしっとりと暖かい。

春の月返すに早き波もなし
井月

善住禅寺のコバノミツバツツジ

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