擬死再生(34日目の4)
四国遍路での擬死再生とは、「巡礼者は日常生活から離れ(象徴的な死)、巡礼を通じて精神的に生まれ変わる(再生)プロセス」とCloudeは説明します。さらに遍路の白装束や菅笠、杖については次のような解説がありました。
- 白装束が象徴する「死」と「再生」の概念
- 菅笠による個人のアイデンティティの隠蔽
- 杖が表す精神的な導きと支え
つまり、四国を巡礼することで、一度死に、そして蘇る、その過程が四国遍路なのでしょう。その過程を経て多くの人が感じる達成感、そのものなのでしょう。
南光坊着
14時に南光坊を出発したボクは今治市街地を歩いて予約していたビジネスホテルの近くのローソン今治中浜店に寄った。10時30分にJoyfullで食べてはいたけれど空腹だった。それにホテルで飲むコーヒーも買いたかった。ローソンを出てそのビジネスホテルはすぐに分かった。辰口公園の隣だった。
チェックインすると部屋に行きすぐに湯船にお湯を張った。そして携帯、デジカメの充電をした。洗濯物を出してそのまま床に広げた。それからお湯に浸かった。全てを洗うとシャワーを浴びて身体を拭く。それから着替えて洗濯物を持って同じ階にあるコインランドリーに行った。

(ホテルの部屋 テントや洗濯物を干す)
洗濯が終わるまでテントや寝袋、カバーやマット、全てのものをスタフバックから出して床に広げた。テントのフレームを洗濯竿にしてテントやシュラフカバーを干した。暖房を入れた。洗濯が終わることを見計らってランドリーに行く。洗濯物干しがランドリーにあったので借りて、部屋の中で干した。
暖房を入れた部屋は洗濯物で湿度が上がった。ガラスが曇った。外を見ると雨が降り出していた。1日へんな天気だった。
それからボクは助六と鶏南蛮そばを食べた。夕方になっていた。ほんとうならば今頃はねぐら探しの時間だと思った。
擬死再生
全てが終わってから少し寝た。次に起きた時には夜になっていた。また目を閉じた。そして眠った。その繰り返しだった。夜中にトイレに行った。窓の下、辰口公園があった。そことここの違いは明確だった。昨日まではそこに眠っていたのだから。そして明日もきっとそこに眠るのだろうと思ったら、なんだか不思議な気持ちになった。
それは擬死再生のようでもあった。白衣という死に装束を着て、菅笠という墓標をかぶり野に寝る。まるで毎日が死体のようでもある。そこから一歩離れてみれば、昨日の出来事や明日の出来事が遠い遠いことのように感じる。彼岸と此岸。あの世とこの世。
ホテルの5階でボクはその無関係な他者としての自分を見つめていた。

(ホテルポートサイド今治の部屋から見える雨の町)
この日の行程と費用
- 行程:JR予讃線浅井駅~ホテルポートサイト今治(今治市通町)
- 札所:54番札所延命寺、55番札所南光坊
- 宿泊:ホテル泊
- 費用:7,090円(納経代、お賽銭別)
- ジョイフル今治大西店
- 日替ランチ 399円
- 味噌汁 80円
- ドリンクバー 130円
- (小計 609円)
- ローソン今治延喜店
- アルカリ電池単三2P 289円
- ローソン今治中浜店
- 助六 398円
- エースカップ鶏南蛮そば 195円
- ヤマザキ ナイススティック(9P) 179円
- UCCカップコーヒー5P 271円
- サンスターガムペースト40g 189円
- (小計 1232円)
- ホテルポートサイド今治
- 宿泊代 4400円(朝食込)
- 洗濯 200円
- 自動販売機
- ココア 120円
- 缶コーヒー×2 240円
- ジョイフル今治大西店