雪の久万でまた野宿(31日目の3) 2008年11月18日 四国遍路 迷故三界城 ◁前へ 目次 次へ▷ 久万高原の絡みつくような闇を抜けて古岩屋荘のフロントにたどり着いた時には「部屋は空いてますか」と言いそうになった。暖かい食べ物と暖かい布団で眠りたいと思っていた。なにがその欲望を押し止めたのか。とい[…] 続きを読む
銀杏ちりしく(31日目の2) 2008年11月18日 四国遍路 迷故三界城 ◁前へ 目次 次へ▷ 44番札所大宝寺に14時10分到着。黄色い海、銀杏の葉が敷き詰められていた。檀家さんだろう女性ふたり、その海を櫓を漕ぐように箒を左右に動かし前へと進んでいた。確かに海のようだった。内子からの山の旅が[…] 続きを読む
鴇田(ひわた)峠遍路道(31日目の1) 2008年11月18日 四国遍路 迷故三界城 ◁前へ 目次 次へ▷ 内子町大瀬、川口橋バス停。5時30分に目がさめる。準備をしていると朝の放送が始まる。ベートーベンの「第九」だ。遍路としては般若心経のほうが心地いいかもしれない、と考えた。6時15分出発。ダラリとした[…] 続きを読む