掃鏡庵(五井観音堂)

掃鏡庵(そうきょうあん)は、五井町中郷の町民会館敷地内に位置し、別名「五井観音堂」とも呼ばれる曹洞宗の寺院です。保内西国三十三観音霊場の第25番札所となっており、平安時代の作とされる高さ111センチメートルの十一面観音立像を本尊として祀っています。

子どもたちとの逸話と掃鏡庵の始まり

この本尊には、不思議な逸話が残っています。

もとは、五井城の鬼門封じとして、五井八幡社近くの新池の西側に安置されていました。当時、子どもたちが池で泳ぐ際にこの像を「浮き輪代わり」にして遊んでいたといいます。

後に行基の作であると伝わったことから、小さなお堂を建てて安置しました。そして、長泉寺住職の隠居所となったと伝えられています。

また、『五井の歩き方』によれば、かつて行基作と判明した本尊への子供の立ち入りを禁じたところ、村に疫病が蔓延しました。仏前に伺いを立てると「子供の近くにいたい」とのお告げがあったため、村の中心である現在地へ堂宇を移し、安置したと記されています。

五井松平家ゆかりの「疫病除け観音」

文明年間には、五井松平家の初代・松平忠景の側室が疫病にかかった際、この観音像に祈祷を捧げたところ見事に全快したといいます。

それ以来、強力な「疫病除けの観音」として広く信仰を集めるようになり、かつては参拝客で大変な賑わいを見せたと語り継がれています。

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掃鏡庵(五井観音堂)の画像

参考文献

掃鏡庵(五井観音堂)の地図・行き方

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