荒井古墳
2025年11月5日
荒井古墳は、蒲郡市相楽町荒井(あらい)の「さがらの森大屋根」の東側に位置します。
御堂山周辺の古墳群
御堂山(みどうやま)周辺には多くの古墳があります。特にさがらの森キャンプ場一帯には、御堂山古墳群があり、『蒲郡市誌』には、1号墳から8号墳について存在が記載されています。この荒井古墳は3号墳(通称「姥平古墳」)として記されています。
また、『蒲郡史談』では、「御堂山観音の周囲には多くの古墳があり、相楽大塚にかけての古墳は、凡そ53か所もあり」と指摘されています。ただ、これらの多くは、開発の過程で破壊されてしまいました。
荒井古墳とは
荒井古墳は、その古墳群のひとつで、7世紀末(古墳時代後期)に造られた円墳です。古墳前にある解説板によると、「横穴式石室とよばれる石積みの部屋に遺体が安置されていました」と記されています。
古墳の現状とさがらの森
現在は、盛土と天井の石は失われ、石室が露出しています。しかし、丁寧に石積みされている側壁と、奥の壁の巨大な一枚岩は現存しています。
この小高い山の頂上は、(今は木々が視界を遮っていますが)本来は見晴らしの良い場所です。『大塚・相楽ふるさと博物館』には「東三河と伊勢方面が一望できる位置にあり、この地を治めた豪族の墓と考えられる」との記述があります。
キャンプ場に近い場所にありますが、訪れる人は多くはないようです。古墳前には、大塚小学校の「さがらの森PRチーム」が作成したかわいらしい案内板が建てられており、訪れる人を和ませてくれます。
古代から近代まで多様な歴史を持つ相楽町は、まさに歴史の宝庫と言えるでしょう。
参考文献『大塚・相楽ふるさと博物館 資料集』
蒲郡市誌 本編 – 国立国会図書館
荒井古墳の画像






