正眼寺 – 保内西国三十三観音発願寺です
2025年9月11日
蒲郡市三谷町三舗に位置する龍沢山 正眼寺(しょうげんじ)は、JR三河三谷駅からわずか300メートルほどの場所にある曹洞宗の寺院です。
周辺の地名にもその歴史が息づいており、駅の東側を指す「正願庵(しょうがんあん)」は当寺が由来とされています。また、同じく「川原」という地名は、寺の西を流れる硯川(すずりかわ)の川原を指しています。
徳川家康と「硯川」の伝承
寺の傍らを流れる「硯川」には、徳川家康にまつわる有名な伝承が残っています。
- 伝承1: 天文16年(1547年)、家康が竹千代として駿河へ向かう際、この川の水を硯に入れたことから命名された。
- 伝承2: 天正10年(1582年)の東行時の出来事とする説。
- 伝承3: 『蒲郡風土記』によると、長篠の合戦の帰路、樹栄山光林寺の長哲和尚がこの川の水を汲んで家康に差し上げた。
いずれの説も、この地が古くから交通の要所であり、家康との深い縁があったことを物語っています。
保内西国三十三観音霊場の札所
正眼寺の山門をくぐると、左右の塀沿いには「三十三観音」が整然と祀られています。境内の右手にある観音堂は、保内西国三十三観音霊場の第1番・第2番札所となっており、聖観音菩薩と再現石像観世音菩薩が本尊として安置されています。
- 寺号 龍沢山正眼寺
- 本尊 観世音菩薩
- 宗派 曹洞宗
- 創建 慶長10年(1605年)
- 霊場 保内西国三十三観音 1番、2番
正眼寺の画像






保内西国三十三観音の「保内」とは、旧蒲郡市を中心とした地域です。しかし、その実態はよくわからないようです。ただ「拾石、西迫、竹谷、柏原、蒲形、上ノ郷、坂本、清田、水竹、三谷」をその範囲のようです1。
地図・行き方
