正眼寺 – 保内西国三十三観音発願寺です

蒲郡市三谷町三舗に位置する龍沢山 正眼寺(しょうげんじ)は、JR三河三谷駅からわずか300メートルほどの場所にある曹洞宗の寺院です。

周辺の地名にもその歴史が息づいており、駅の東側を指す「正願庵(しょうがんあん)」は当寺が由来とされています。また、同じく「川原」という地名は、寺の西を流れる硯川(すずりかわ)の川原を指しています。

徳川家康と「硯川」の伝承

寺の傍らを流れる「硯川」には、徳川家康にまつわる有名な伝承が残っています。

  • 伝承1: 天文16年(1547年)、家康が竹千代として駿河へ向かう際、この川の水を硯に入れたことから命名された。
  • 伝承2: 天正10年(1582年)の東行時の出来事とする説。
  • 伝承3: 『蒲郡風土記』によると、長篠の合戦の帰路、樹栄山光林寺の長哲和尚がこの川の水を汲んで家康に差し上げた。

いずれの説も、この地が古くから交通の要所であり、家康との深い縁があったことを物語っています。

今昔之三谷 – 国立国会図書館

保内西国三十三観音霊場の札所

正眼寺の山門をくぐると、左右の塀沿いには「三十三観音」が整然と祀られています。境内の右手にある観音堂は、保内西国三十三観音霊場の第1番・第2番札所となっており、聖観音菩薩と再現石像観世音菩薩が本尊として安置されています。

保内西国三十三観音・蒲郡の中心を巡る観音霊場

  • 寺号 龍沢山正眼寺
  • 本尊 観世音菩薩
  • 宗派 曹洞宗
  • 創建 慶長10年(1605年)
  • 霊場 保内西国三十三観音 1番、2番

正眼寺の画像

保内西国三十三観音の「保内」とは、旧蒲郡市を中心とした地域です。しかし、その実態はよくわからないようです。ただ「拾石、西迫、竹谷、柏原、蒲形、上ノ郷、坂本、清田、水竹、三谷」をその範囲のようです1

地図・行き方

保内西国三十三か所霊場ルート地図

  1. 蒲郡市誌 資料編 – 国立国会図書館

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