震災復興記念碑 – 戦時下の未曽有の災害を伝える碑
2025年10月7日
この震災復興記念碑は、蒲郡市形原町下音羽の秋葉社(あきばしゃ)境内に建立されています。この碑は、終戦間際に三河地方を襲った未曽有の大災害からの復興を記念して建てられたものです。
三河地震と形原町の受難
三河地震は、1945年(昭和20年)1月13日の深夜に発生しました。三河湾を震源とするマグニチュード6.8の直下型地震であり、終戦が目前に迫る戦時下という混乱の時期に、三河地方に甚大な被害をもたらしました。
特にここ形原町(旧形原村)では、記録によると233名もの尊い命が犠牲になったとされ、その爪痕は深く刻まれました。
歴史的背景
昭和20年という戦時下であったため、この巨大地震に関する情報統制が敷かれました。その結果、被害の実態が広く伝わらず、復興への対応が遅れるなど、被害が一層拡大したとも言われています。
二重の復興を誓った記念碑
この記念碑は、単に三河地震という自然災害からの復興を記念するだけでなく、第二次世界大戦における戦災からの復興をも合わせた、二重の願いが込められた意義深い記念碑であると言えるでしょう。
災害の記憶を伝える遺構
三河地震の凄まじさを今に伝える遺構は、三河地方の各地に残されています。
- 形原神社(蒲郡市):「わすれじの碑」
- 宗徳寺(蒲郡市一色町):蒲郡市天然記念物「三河地震による地割れ」
- 深溝(幸田町):国指定天然記念物「三河地震による地震断層(深溝断層)」
震災復興記念碑の画像


