牧山の庚申堂

牧山の庚申堂は、蒲郡市豊岡町の上組会館敷地内に佇みます。保内西国三十三所観音霊場の第28番札所として代々大切に祀られてきました。また現在は、隣接する会館がコミュニティバスの停留所となったことで、再び地域の人々の関心を集めています。

寒行の末に建立された如意輪観世音菩薩

庚申堂の本尊は青面金剛です。そして保内西国霊場本尊は、天和3年(1683年)に建立された石造の如意輪観世音菩薩です。かつて牧山の住民が霊場巡拝の寒行(かんぎょう)を修め、その際に授かった霊徳を形にするため、この観音像を造立したと伝えられています。

八王子神社から庚申堂へ

観音像は、当初は「八王子大権現社に安置されていました。(現在の八柱神社:明治時代の神社制度改革以前は八王子大権現社でした。)」その後、明治時代の神社制度改革(神仏分離)などの影響もあり、時期を同じくして現在の庚申堂へと遷されたものと考えらます。

現在、本堂の隣には石仏が並んで祀られています。その中で、如意輪観音坐像の石仏と『保内西国観世音菩薩』と刻まれた板碑があります。その仏像が霊場本尊です。

約400年前からこの地にあるのだと思いを馳せれば、悠久の祈りの歴史と、今ここで祈る私の時間が一気に縮まるような不思議な感覚を覚えます。

牧山の庚申堂の境内には、そんな濃密な空気が今も静かに漂っています。

八柱神社(豊岡) – 八王子信仰の歴史を伝える社 – 蒲郡の旅

牧山の庚申堂の画像

参考文献

  • 伊藤天章.『蒲郡風土記』.蒲郡新聞社.昭和51年.
  • 村瀬 亘宏.『保内西国三十三ヶ所 観音霊場巡り』.不明.

牧山の庚申堂の地図・行き方

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