亀岩臨海公園 – 蒲郡の公園
2026年1月6日
蒲郡市浜町の最西端、二面を海に囲まれた角地に位置する「亀岩臨海公園」。ここは、広大な埋立地の中にありながら、そこだけが周囲から切り離されたような不思議な静寂に包まれています。かつて三河湾に浮かぶ名勝であった「亀岩」の姿を今に伝える、歴史の証人とも言える公園です。
埋立計画を阻んだ「個人の意思」
この公園が現在の形になった背景には、驚くべき歴史的経緯があります。
孤立した8700平米
亀岩は、かつては「鶴ヶ浜海水浴場」を代表する島でした。昭和40年代の埋立事業に際し、島を所有していた個人との買収交渉が難航。
計画変更による存続
『蒲郡市三十年史』によれば、交渉が決裂したため、市は島を削ることを諦め、島を残したまま周囲を埋め立てるという異例の計画変更を行いました。その結果、海に浮かんでいた島は「陸の上の島」として、そのままの姿で残されることになったのです。
「グリーンベルト構想」第1号の誇り
昭和48年、愛知県企業局が推進した「グリーンベルト構想」の記念すべき第1号として、同年7月に整備されました。
10ヘクタールの緑の防波堤
隣接する「蒲郡緑地」「浜町臨海緑地」とともに、浜町一帯に11ヘクタールを超える巨大な緑の帯を形成。工場立地法が求める環境共生の理念を、最も象徴的な形で具現化しました。
自然と人工が織りなす「幻想的な水辺」
約2.81ヘクタールの園内には、島だった頃の海岸線をそのまま利用した人工池が配置されています。
時を刻む岩肌
かつて本物の波に洗われていた海食岩が池の縁を彩り、埋立地の中とは思えないほど幻想的で険しい美しさを醸し出しています。
アオサギの棲む森
島の頂上は現在アオサギのコロニーとなっています。そして、手つかずの自然が残る木々に巣が作られています。
静かなピクニックの聖地
遊具こそありませんが、ベンチやテーブルが配置されています。海風を感じながら過ごす時間は、訪れる人々に潤いを与えています。
- トイレ 男女別 和式
- 遊具 なし
- 面積 2.81ヘクタール
- 駐車場あり
「埋立地造成とその利用」蒲郡市三十年史 – 国立国会図書館デジタルコレクション
亀岩臨海公園の画像
蒲郡の公園を旅するマップ
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