犬飼湊 – 古代からの海の要所でした

犬飼湊は、現在の犬飼港の北側、市道脇に建てられた石碑によって、往時の名残を今に伝えています。この市道のある位置がかつての海岸線と言われています。

古代からの海の要所と勢力拡大の起点

犬飼湊は、三河五港の一つに数えられ、古代から海の交通における重要な拠点でした。建立されている石碑には、松平氏が竹谷城を築城した理由として、この犬飼湊の軍事・経済的な重要性が説かれています。また、これ以前には熊野一族の上陸地となり、この地を起点に勢力が拡大した歴史があります。(大宮神社 – 熊野との深いつながり – 蒲郡の旅

伊勢神宮との深い関わり

この湊には、伊勢神宮領の年貢を収める収納庫(倉庫)が設けられていたと言われています。そして、ここから年貢米などが船積みされて伊勢へ送られたと伝えられています。その収納庫は湊の西側の小高い山の麓にあり、その山頂には神宮を祭神とする神明社が鎮座します。(神明社(竹谷) – 犬飼湊 – 蒲郡の旅

徳川家康ゆかりの地

時代は下り16世紀、徳川家康が幼少期に、ここ犬飼湊から船に乗り、今川氏の人質として駿河へ送られたという歴史的な伝承が残されています。

犬飼湊は現在、「犬飼港」と名前を変え、西側に船溜まりとして利用されています。かつて人や荷物で賑わった往時とは異なり、今は静かで、波も穏やかにたたずんでいます。

*三河五港とは、大浜港(碧南市)、鷲塚港(碧南市)、平坂港(西尾市)、犬飼港(蒲郡市)、御馬港(豊川市)の5港です。

「犬飼湊」蒲郡史談 – 国立国会図書館

犬飼湊(港)の画像

地図・行き方

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