聖神社 – 行政合併と神社合祀
2025年11月15日
聖神社(ひじりじんじゃ)は、蒲郡市柏原町堂山の遠望峰山(とぼねやま)の山裾に静かに鎮座しています。この神社を巡る史料には、明治期の地方自治制改革と神社合祀政策の複雑な流れが影を落としています。
史料と推測される変遷
地図上の空白
明治23年測図・同26年発行の地図には、この場所に神社の記号が見当たりません。また、『蒲郡市誌』や『愛知県神社名鑑』といった主要な文献にもその名は見えません。(今昔マップ on the web)
「不動神社」の存在
社殿の左側にある家札には、「奉納 不動神社 明治23年」という記述が確認できます。
行政の動き
この明治23年の前年、当時の柏原村は近隣と合併し塩津村となっています。(明治22年 市町村制施行)
不動神社から聖神社へ
これらの状況から、以下のような変遷が推測されます。
- 明治22年:行政合併により柏原村が塩津村となる。
- 明治23年頃:不動神社が創建・奉納される。地図に記号がないことから、公的な登録のない小規模な社であった可能性。
- 明治39年以降:神社合祀奨励策が本格化。塩津村内にあった複数の神社が統合される流れが発生。
- 推測される経緯: 柏原地内にあった小規模な神社が合祀され、「不動神社」となった。あるいは「不動神社」がさらに改称され「聖神社」となった可能性があります。
特に、鳥居に残る「大正13年建立」の年号は、一連の合祀・改称の流れを経て、大正時代に現在の聖神社として姿を整えたことを示唆しているのかもしれません。
この聖神社は、近代化の過程で失われたり再編されたりした地域の信仰と行政政策の狭間を考える上で、貴重な手がかりを与えてくれます。
聖神社の画像
地図・行き方
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